秘書への連絡は用件と確認相手で分かれる
秘書との日程調整が進んでも、商談の相手である本人が提案を検討しているとは限りません。調整の依頼と検討内容の確認を分けて進めます。
- 連絡する相手を決める 秘書の役割を確かめ、秘書と決める事項と本人に確かめる事項を分けます。
- 用件と資料を分ける 秘書への依頼と本人への確認を区別し、それぞれに渡す資料を決めます。
- 変更時の対応を決める 直接連絡や秘書の交代時の対応を決め、連絡経路と確認した内容を記録します。
秘書に頼める範囲は今回の商談での役割で分かれる
秘書という肩書だけでは、頼める範囲は分かりません。日程調整、内容の取り次ぎ、判断への関与を今回の商談について確かめます。
- 日程調整の範囲を知る 候補日の収集から日程の確定まで、どこを任せられるか確認します。
- 内容の取り次ぎを知る 資料や質問を本人へ届ける役割があるか、回答も取り次ぐかを確認します。
- 判断への関与を知る 秘書が本人に代わって回答できる事項と、本人に確かめる事項を分けて確認します。
今回の商談で担う役割
| 役割 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 日程を調整する | 候補日を集めるか、確定まで行うかを確認します。 | 日程の確定を検討開始と扱いません。 |
| 内容を取り次ぐ | 質問と回答の両方を取り次ぐか確認します。 | 資料の受領だけで本人が読んだと扱いません。 |
| 判断にも関わる | どの事項について回答を任されているか確認します。 | 今回確認した範囲を別の用件へ広げません。 |
日程調整の進め方は秘書との取り決めで変わる
日程調整を担う秘書とは、候補日の出し方と連絡方法を決めます。変更時の連絡先まで確認しておきます。
- 候補日の出し方を決める 候補の出し方に加え、所要時間と対面・オンラインの別を伝えます。
- 連絡手段を決める 日程調整に使う手段と、どの連絡をもって確定とするかを決めます。
- 変更時の連絡先を決める 予定変更を知らせる相手と、急ぎの場合に使える手段を確かめます。
日程調整で決める事項
| 決めること | すること | 注意 |
|---|---|---|
| 候補日の出し方 | 提示する側と、回答しやすい形式を決めます。 | 候補日と確定日を区別します。 |
| 連絡手段 | 通常の連絡手段と確定の知らせ方を決めます。 | 別の手段で重複して調整しません。 |
| 変更の連絡先 | 変更時と急ぎの場合の連絡先を確認します。 | 変更を送っただけで伝達済みと扱いません。 |
検討内容の把握には本人への確認が必要だ
日程が決まっても、提案への関心や疑問はまだ分かりません。秘書が回答を任されている事項を除き、検討状況、質問への回答、次の段階へ進む意向は本人に確かめます。
- 検討状況を確かめる 資料を受け取ったか、読んだか、検討しているかを別々に確かめます。
- 質問の回答を確かめる 本人の回答かを確認し、答えがない部分は未確認として残します。
- 次へ進む意向を確かめる 次回の日程を押さえる前に、次回に何を決めたいかを本人に確認します。
本人への確認が必要な事項
| 確かめること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 検討状況 | 本人への連絡か、秘書の取り次ぎで確認します。 | 資料の到着と検討中を区別します。 |
| 質問への答え | 質問ごとに本人の回答を確認します。 | 秘書の補足を本人の回答に含めません。 |
| 次へ進む意向 | 次回の目的を示し、本人の意向を確認します。 | 日程候補が届いたことを、次へ進む承諾と扱いません。 |
秘書の返答は本人の意向とは限らない
秘書からの返答には、調整上の回答と本人の意向の伝達があります。誰が何について答えたかを分けると、推測で商談を進めずに済みます。
- 返答の対象を確かめる 返答が日程、資料の受領、検討内容のどれに対するものかを確認します。
- 本人への確認有無を知る 本人に確認した回答か、秘書が把握している範囲の回答かを区別します。
- 不明な点を推測しない 本人の意向が分からない場合は未確認とし、決めた連絡経路で確かめます。
返答から判断できる範囲
| 場面 | すること | 避けること |
|---|---|---|
| 資料を受領した | 誰が受け取ったかを記録します。 | 本人が読んだと判断しません。 |
| 候補日が届いた | 日程への回答として扱います。 | 提案への賛同と判断しません。 |
| 予定が合わない | 別日を調整できるか確認します。 | 提案を断られたと判断しません。 |
| 内容の返答が届く | 本人への確認結果かを確かめます。 | 本人の意向を推測で補いません。 |
資料の渡し分けは相手に頼む用件で分かれる
調整に使う案内と、提案を検討する資料では用途が違います。秘書が必要とする情報を確かめ、本人宛の資料は渡し方も決めます。
- 調整用の案内を渡す 日時、場所、所要時間など、調整に必要な情報を取り出して渡します。
- 検討用の資料を分ける 提案の内容と確認してほしい点を本人宛の資料にまとめます。
- 本人への渡し方を決める 秘書経由か直接送付かを確認し、宛先と資料の用途を明らかにします。
用途に応じた資料の渡し方
| 資料の種類 | 渡す相手 | 注意 |
|---|---|---|
| 日程や場所の案内 | 調整を担う秘書へ渡します。 | 確定した事項と候補を分けます。 |
| 提案の内容 | 本人へ、合意した経路で渡します。 | 秘書にも共有する範囲を確かめます。 |
| 本人に確認してほしい点 | 本人へ、提案資料と一緒に渡します。 | 秘書への依頼と混ぜません。 |
用件の書き方は依頼先と必要な返答で変わる
秘書への依頼と本人への伝言が混ざると、返答を求める相手が曖昧になります。用件、依頼先、必要な返答、希望期限の順に整理します。
- 用件の要点を先に示す 何についての連絡かと、今回対応してほしいことを先に書きます。
- 依頼と伝言を分ける 秘書に対応を頼む事項と、本人へ届けてほしい事項を分けて書きます。
- 希望期限の理由を書く 返答を希望する時期と理由を書き、難しい場合の調整余地も示します。
用件を整理する型
| すること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 要点を先に示す | 対象の商談、連絡の目的、必要な対応の順に書きます。 | 経緯の説明で用件を埋めません。 |
| 依頼先を分ける | 秘書への依頼と本人への伝言を別項目にします。 | 取り次ぎと内容への回答を混ぜません。 |
| 期限の理由を書く | 希望時期、理由、変更できる範囲を書きます。 | 希望期限を合意済みの期限と扱いません。 |
本人への直接連絡には連絡経路の確認が必要だ
本人の連絡先が分かっても、どの用件を直接送ってよいかは別です。直接連絡する範囲と、秘書へ知らせる方法を確認します。
- 示された範囲を守る 秘書から直接連絡を案内されたら、対象の用件と使う連絡先を確認します。
- 本人の連絡に対応する 本人から届いた用件に返信し、今後も直接連絡してよい範囲を確かめます。
- 秘書への共有を決める 直接連絡に切り替える際は、秘書に事前に知らせるか、連絡の結果を共有するかを確認します。
直接連絡へ切り替える際の確認
| 場面 | すること | 注意 |
|---|---|---|
| 秘書から案内がある | 直接送る用件と宛先を確かめます。 | 別の用件にも使えると判断しません。 |
| 本人から連絡がある | 届いた用件に対応し、以後の経路を確認します。 | 日程調整の窓口も本人に移ったと判断しません。 |
| 連絡経路を変える | 秘書への事前連絡と共有範囲を決めます。 | 返答が遅いことだけで経路を変えません。 |
秘書の交代後も連絡方法が同じとは限らない
秘書が代わっても、これまでの経緯がすべて伝わっているとは限りません。引き継ぎ済みの内容と、新たに確認する事項を分けます。
- 引き継ぎの範囲を知る 商談の経緯、確定した予定、未回答の事項について共有状況を確かめます。
- 必要な経緯を伝える 現在の用件に必要な経緯を短くまとめ、本人に確認済みの事項を区別します。
- 連絡方法を確かめ直す 新しい窓口の役割、連絡手段、本人へ直接連絡できる範囲を確認します。
交代時に確認する順序
| 場面 | すること | 注意 |
|---|---|---|
| 交代の連絡が届く | 新しい窓口と引き継ぎの範囲を確認します。 | 以前と同じ役割だと判断しません。 |
| 経緯の共有が必要 | 確定事項と未確認事項を分けて伝えます。 | 過去の連絡を説明なく転送しません。 |
| 連絡を再開する | 連絡手段と用件ごとの宛先を再確認します。 | 以前の了承をそのまま適用しません。 |
誰に確認したかの記録で回答者が分かる
返答の内容だけを残すと、誰の回答だったかが後から分からない場合があります。連絡した相手、経路、本人への確認有無を内容と一緒に記録します。
- 伝えた相手を残す 連絡日時、相手、伝えた用件、返答の内容を記録します。
- 返答の経路を残す 本人からの回答か、秘書経由の回答かを分け、確認できた範囲を書きます。
- 未確認事項を残す 本人に確認済みの事項と、次に確認する事項を分けて記録します。
連絡ごとに残す記録
| 記録項目 | 書くこと | 理由 |
|---|---|---|
| 日時と相手 | 連絡日時と応対した相手を書きます。 | どの連絡の記録か分かります。 |
| 伝えた用件 | 依頼した事項と渡した資料を書きます。 | 何への返答かを確認できます。 |
| 返答の経路 | 本人からか、秘書経由かに加え、秘書が本人に確認したかを書きます。 | 連絡相手と回答者を区別できます。 |
| 本人への確認 | 確認済みの事項と、その根拠を書きます。 | 推測との混同を防げます。 |
| 次の確認事項 | 未確認の内容と確認する相手を書きます。 | 次の連絡で聞くことが分かります。 |
連絡先の整理表で用件ごとの確認先が分かる
氏名と連絡先だけでは、どの用件を誰に伝えるかは分かりません。役割、確認する事項、資料の受け渡しを同じ表に記入します。
- 役割と用件を書き分ける 秘書の役割を記入し、秘書と決めることと本人に確かめることを分けます。
- 資料と確認事項を残す 渡した資料には相手を、本人に確認済みの事項には確認日と経路を添えます。
- 詳しい記録へ戻れるようにする 連絡先や経緯を確認できる記録先を示し、役割や窓口が変わったら更新します。
営業先を絞って実施を依頼する流れ
| 商談先 | 本人の氏名と役職 | 秘書の氏名 | 秘書の役割 | 秘書と決めること | 本人に確かめること | 渡した資料と相手 | 本人に確認済みの事項 | 記録先 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
