画面画像だけでは商品の動きが分かるとは限らない

画面画像だけでは、表示に至る操作や条件が分からないことがあります。見えている状態と、その画像からは判断できないことを分けて説明します。

  • 画像の位置づけを決める どの操作の後の画面か、どんな条件で表示されるか、実際の画面かイメージかを明記します。
  • 説明する範囲を決める 画像で分かることを整理し、動きや省いた段階など、補足が必要なことを決めます。
  • 確認する項目を決める 例として使った内容、商品の変更、相手の利用範囲や設定による表示の違いを確認表に残します。

画面画像が示す段階は、直前の操作と処理の状態で分かれる

同じ項目が並ぶ画面でも、入力中か保存後かで意味が変わります。直前の操作と、その時点で完了していることを添えます。

  • 直前の操作を添える 画像の近くに、直前に行った操作を書きます。画面を開いただけか、処理を終えた後かを区別します。
  • 途中か完了後かを示す 入力中、確認中、保存後など、作業のどの段階かを示します。表示だけで完了したと判断させない説明が必要です。
  • 前後の画面を示す 直前にいた画面と、次の操作で移る画面を添えます。前後関係の説明に必要な範囲に絞ります。

操作の段階を示す方法

示すこと方法注意
直前の操作何を選び、何を実行した後かを書きます。画面名だけで済ませません。
画面の位置づけ作業の途中か、完了後かを添えます。入力済みと保存済みを分けます。
前後の画面どこから来て、次にどこへ進むかを示します。操作なしで移るように見せません。
表は編集部作成の例です。実際の商品で確認した操作に合わせて記入します。

画像に見える項目が常に表示されるとは限らない

項目の表示は、設定や権限、登録されたデータによって変わることがあります。その画像で表示されている理由を、該当箇所の近くに添えます。

  • 設定の条件を添える 特定の設定で表示される項目には、必要な設定を添えます。初めから表示される項目と区別します。
  • 権限の違いを添える 権限や役割で表示が変わる場合は、画像を取得したときの条件を示します。見えることと操作できることも分けます。
  • データの有無を添える データがある場合だけ現れる表示には、その前提を書きます。未登録の状態でも同じ表示になるとは説明しません。

表示に必要な条件の添え方

条件の種類添えること注意
設定表示に必要な設定を記します。設定前の表示と区別します。
権限や役割画像を取得したときに使った役割と権限を記します。閲覧と操作の可否を混同しません。
データの有無表示の前提となる登録内容を記します。データがない場合の表示も確認します。
表は編集部作成の例です。商品の仕様にない条件は加えません。

資料に載せた画像が、実際の画面とは限らない

実際の画面と、説明のために加工した画像では、確認できる事実が違います。完成前の案も含め、画像の種類を近くに明記します。

  • 実際の画面と明記する 商品から取得した画像には、その旨を添えます。実際の画面でも、現在の仕様と一致するかは別に確認します。
  • 加工した範囲を示す 項目の移動や追加、表示内容の差し替えを行った場合は、加工箇所と目的を書きます。
  • 完成前の案と明記する 完成前の画像は、検討中の案だと示します。見た目に含まれる内容を、提供が決まった機能として扱いません。

画像の種類と明記する内容

種類明記すること注意
実際の画面商品から取得した画面だと示します。現在も同じ表示かを確認します。
加工した画面加工した箇所と目的を示します。実際には並ばない項目を明記します。
完成前の案検討中の画面案だと示します。提供する内容の確約に使いません。
表は編集部作成の例です。種類の説明は、画像と一緒に読める位置に置きます。

画面画像から確認できる事実は写る範囲に限られる

画像で確認できるのは、その時点で写っている項目や配置です。操作後の変化や画像の外にある機能は、別の根拠で説明します。

  • 見える事実を記す 項目名、配置、表示された状態など、画像で確かめられる内容を記します。見えない情報まで読み取らせません。
  • 動きは別に説明する 操作の順番、自動更新の有無、処理の完了までの動きは、画像だけでは分からない内容として分けます。
  • 画像の外を区別する 写っていない機能は、存在や利用条件を別途確認して説明します。画像に写っていないことだけを理由に、その機能がないとも説明しません。

画像で分かることの分け方

区分伝え方注意
見えている項目写っている項目と状態を説明します。画像にない情報を補って読ませません。
動きや順番確認した操作と変化を別に記します。配置から操作順を推測させません。
画像の外の機能画像とは別に確認した内容を示します。写っていないだけで有無を判断しません。
表は編集部作成の例です。画像からの判断と、仕様を確認した説明を分けます。

操作による変化を示すには、前後の画像と間の操作が要る

操作前後の変化を画像で示すときは、途中の状態も含めて示します。複数の画像を並べ、画像の間で行う操作と省いた段階を添えます。

  • 段階ごとに画像を置く 説明したい変化の前後を、別々の画像で示します。操作で変えた部分以外は、同じ設定やデータで取得した画像を使います。
  • 間の操作を書き添える 画像の間に、必要な入力や実行操作を書きます。操作による変化か、自動で起こる変化かも示します。
  • 省いた段階を明記する 途中の入力や確認を省いた場合は、その内容を書きます。画像が隣り合うだけで、直接進めるように見せません。

画像で操作の段階を示す方法

場面すること避けること
状態が変わる変化の前後の画像を並べます。変化後の画像だけで動きを説明しません。
操作を挟む画像の間に必要な操作を記します。手動の処理を自動に見せません。
段階を省く省いた入力や確認を記します。必要な手順がないように見せません。
表は編集部作成の例です。前後の画像は、同じ作業の流れとして成立するか確認します。

説明用に置いた名前や値は、例だと示すことになる

説明用の名前や値も、実在する情報や利用時の結果に見えることがあります。例として用意した範囲を、画像の近くに明記します。

  • 架空の名前と明記する 説明用に用意した会社名や人名には、架空であることを添えます。実在の名前が残っていないかも確認します。
  • 値の意味を絞る 数値の例には、表示の説明用であることを添えます。利用すれば得られる結果として扱いません。
  • 相手の情報と分ける 相手の会社名や業務に似た内容を使う場合も、実際の情報を反映した画面と混同しない表示にします。

説明用の名前や値の扱い

場面すること注意
架空の名前名前が架空であると明記します。実在する情報の混入を確認します。
数値の例表示の説明用に置いた値だと示します。結果の予測として扱いません。
相手に似た内容相手の実データではないと示します。相手の情報を取得済みと誤解させません。
表は編集部作成の例です。例である旨は、画像だけを抜き出しても分かる位置に置きます。

取得した画面が現在の商品と同じとは限らない

画像を取得した後に、項目名や操作の順番が変わることがあります。取得した時期を残し、現在の商品と照合して、説明に影響する変更があれば画像や説明を直します。

  • 取得した時期を残す 画像の取得日と商品の版を記録します。版を特定できない場合は、確認した画面と確認日を残します。
  • 変更した箇所を比べる 項目名、配置、表示条件、操作を現在の商品と比べます。見た目が同じでも、条件の変更を確認します。
  • 変更に応じて扱いを決める 説明に影響する変更があれば画像を差し替えます。差し替えまでの間は、旧版だと明記して現在との違いを添えるか、掲載を見送ります。

画像と現在の商品を照合する項目

確かめること方法注意
取得時期と版取得日と商品の版を記録します。資料の更新日と区別します。
その後の変更現在の表示と操作条件を照合します。項目名だけで一致と判断しません。
変更後の扱い差し替えか、違いを添えた旧版の明記かを決めます。差異を確認できない画像は掲載を見送ります。
表は編集部作成の例です。画像を差し替えた際は、添えた説明も読み直します。

相手が使うときの表示が資料と同じとは限らない

資料の画像は、相手の利用範囲や設定を反映しているとは限りません。確認できた違いと、まだ確認していない条件を分けて伝えます。

  • 利用する範囲を照合する 相手が利用する機能の範囲と、画像に写る機能を照合します。利用範囲に含まれない表示を明記します。
  • 予定する設定を照合する 相手が使う予定の設定や役割を確認し、画像の条件と比べます。未定の条件は、同じ表示になると断定しません。
  • 環境による違いを伝える 表示領域などで配置が変わる場合は、確認した違いを添えます。相手の環境で未確認の部分も明らかにします。

相手の使い方と照合する箇所

変わる箇所伝えること注意
利用範囲相手の利用範囲に含まれる表示を示します。画像内の全機能を使えると説明しません。
設定や役割画像と相手の予定条件の差を示します。未定の設定を確定した条件として扱いません。
利用環境確認した配置や表示範囲の差を示します。未確認の環境で同じ表示を約束しません。
表は編集部作成の例です。相手の条件が未確認なら、未確認と記録します。

画面画像の再利用には添えた説明の記録が必要だ

画像だけを保管すると、取得時の条件や商談で添えた説明が抜け落ちます。出どころと版に説明を結び付け、再利用時に確認できるようにします。

  • 元の画像を特定する 取得元、取得日、商品の版を画像ごとに残します。加工した場合は、元の画像と加工内容も記録します。
  • 添えた説明を残す 直前の操作、表示条件、例示の範囲など、掲載時の説明を保存します。使った資料と掲載箇所も記します。
  • 質問と回答状況を残す 相手からの質問と、回答に使った確認結果を記録します。未回答の事項は、確定した説明と分けます。

画像と一緒に残す記録

記録項目書くこと理由
画像の出どころ取得元と元の画像の保管先を書きます。加工前の状態を確認できます。
画像の版取得日、商品の版、加工内容を書きます。現在の商品との比較に使えます。
添えた説明掲載した説明と資料内の位置を書きます。再利用時に添える説明が分かります。
相手からの質問質問、確認結果、未回答の事項を書きます。不明点を確定事項と混同せずに済みます。
表は編集部作成の例です。画像と説明の対応が分かる番号を付けて保管します。

画像ごとの確認表で、添える説明と未確認の点が分かる

資料を渡す前に、画像ごとに説明と確認結果を記入します。空欄を残さず、該当しない項目と未確認の項目を区別します。

  • 画像ごとに記入する 資料内の画像に番号を付け、対応する行に記入します。同じ画像でも、条件が異なる掲載箇所は分けて確認します。
  • 不明な項目を明記する 確認できていない内容は未確認と書きます。該当しない項目には、その理由を添えます。
  • 説明と記録先を照合する 表に書いた注意点が、掲載画像の近くにもあるか確認します。記録先から元の画像と説明をたどれるかも確認します。

営業先を絞って実施を依頼する流れ

画像の番号直前の操作表示の条件画像の種類(実際・加工・案)画像で分かること分からないこと例だと示した箇所画像の版と変更の有無相手の使い方で変わる箇所記録先
表は編集部作成の例です。対象の画像に合わせて記入行を追加して使います。