問い合わせへの最初の返答を決める
最初の返答で確かめることと、伝えることを整理します。連絡手段や返答の内容を決め、社内で共有するメモに残します。
- 返す手段を決める 相手が使った手段と希望、問い合わせの内容から、メールで返すか電話するかを決めます。
- 返す内容を決める 確かめることと伝えることを分け、すぐ答えられない場合の一次返答も決めます。
- 社内の動きを決める 返す人と代わりの人、記録の場所を決め、最初の返答で伝える項目と順番をメモにまとめます。
最初の返答は相手が使った手段を基本にする
フォームやメールで届いた問い合わせには、メールで返すことを基本にします。別の連絡手段を希望している場合は、その希望に従います。
- 届いた手段から決める フォームやメールにはメールで、電話には電話で返すことを基本にします。
- 相手の希望を優先する 電話を希望していれば電話で返します。メールを希望していれば、電話番号があってもメールで返します。
- 番号だけで判断しない 電話番号の記載だけでは、電話を希望しているとは判断せず、希望する手段を確かめます。
連絡手段の基本(編集部作成の例)
| 問い合わせの手段 | 最初の返答 | 例外 |
|---|---|---|
| フォーム | メールで返す | 電話を希望していれば電話する |
| メール | メールで返す | 電話を希望していれば電話する |
| 電話 | 電話で返す | メールを希望していればメールで返す |
問い合わせの内容で返す手段を分ける
質問への回答は、読み返せるメールで伝えます。条件や状況を聞く必要がある場合は、メールで電話の候補日時を出してから話します。
- 質問には書いて答える 回答できる質問はメールで返し、後から内容を確かめられるようにします。
- 条件は会話で確かめる 確認したいことと電話の候補日時をメールで伝え、相手の了承を得てから電話します。
- 急ぎでも希望を確かめる 急ぎと書かれていても、電話の可否を確かめます。電話で確認した内容はメールに残します。
内容別の選び方(編集部作成の例)
| 内容 | 手段 | 理由 |
|---|---|---|
| 質問への回答 | メールで回答する | 回答を読み返せる |
| 条件の確認 | メールで候補日時を出してから電話する | 状況を聞きながら確認できる |
| 急ぎの相談 | 用件をメールで伝えて了承を得てから電話し、確認した内容をメールで送る | 電話で用件を確かめ、確認内容も残せる |
用件と連絡の希望を最初に確かめる
問い合わせの用件を短くまとめ直して、理解が合っているか確かめます。連絡手段や時間帯は、問い合わせに書かれていなければ聞きます。
- 用件をまとめ直す 相手が何について知りたいのかを短くまとめて示します。読み取れない部分は決めつけずに確認します。
- 連絡の希望を聞く メールと電話のどちらを希望するかを確かめ、電話なら都合のよい時間帯も聞きます。
- 氏名と部署を確かめる 問い合わせた方の氏名と部署を確認します。すでに記載があれば、同じことを聞き直しません。
確認する項目(編集部作成の例)
| 確かめること | 聞き方 |
|---|---|
| 問い合わせの用件 | 理解した用件を短く示し、認識が合っているか聞く |
| 希望の連絡手段 | 希望の記載がなければ、メールか電話かを聞く |
| 都合のよい時間帯 | 電話する場合に、話せる時間帯を聞く |
| 担当者名と部署 | 問い合わせた方の氏名と部署で、不明な部分を聞く |
担当と次の対応、返答の予定を伝える
誰が対応し、次に何をするかを最初の返答に書きます。すぐ答えられる部分はその場で答え、確認が必要な部分には返答の予定を添えます。
- 対応する人を伝える 対応する人の氏名と部署を示し、問い合わせを誰が担当するか分かるようにします。
- 次の動きと予定を示す 資料送付や見積もりなど、次に行うことを書きます。実行できる日付を社内で決めて添えます。
- 答えられる部分は答える 一部に確認が必要でも、すでに答えられる部分は先に伝え、確認中の部分には回答予定日を添えます。
返答に書く項目(編集部作成の例)
| 伝えること | 書き方 |
|---|---|
| 誰が担当するか | 対応する人の氏名と部署を書く |
| 次に何が起きるか | 資料を送る、電話する、見積もるなどの行動を書く |
| いつまでに行うか | 社内で確認した具体的な日付を書く |
| 回答できる部分 | 質問への回答を、確認中の内容と分けて書く |
電話をかける前に一報を入れる
フォームやメールの問い合わせに突然電話すると、驚かれることがあります。電話する用件と候補日時をメールで伝え、了承を得てからかけます。
- 電話の可否を聞く 確認したい用件を添え、電話してよいかを聞きます。都合のよい時間帯も確かめます。
- 希望された時間にかける 電話の希望と時間帯が書かれていれば、その時間帯にかける予定をメールで知らせてからかけます。
- 不在なら用件を残す 電話がつながらなければ、電話したことと用件をメールで知らせ、折り返しを急かしません。
電話の前後の対応(編集部作成の例)
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 電話の希望が不明 | メールで用件、電話の可否、候補日時を伝える |
| 電話を希望している | 時間帯が不明なら確認し、電話の予定を一報する |
| 電話の了承を得た | 合意した時間帯に、伝えた用件で電話する |
| 電話に出なかった | 電話したことと会社名・氏名・用件をメールで知らせる |
すぐ答えられないときは一次返答を返す
確認に時間がかかる場合は、受け取ったことを先に知らせます。一次返答では担当と返答の予定を伝え、本返答で質問への回答を届けます。
- 受け取ったことを伝える 答えが出るまで何も返さないのでなく、問い合わせを受け取って確認中であることを知らせます。
- 担当と予定を添える 対応する人と返答予定日を書きます。回答日が未定なら、進捗を知らせる日付を伝えます。
- 本返答で答えを届ける 確認結果と次に行うことを伝えます。予定どおりに回答できないと分かった時点で、変更後の予定を知らせます。
一次返答と本返答(編集部作成の例)
| 一次返答に入れること | 本返答に入れること |
|---|---|
| 受領した旨 | 問い合わせへの回答を書く |
| 対応する人 | 回答について説明する人を示す |
| 確認中の内容 | 確認結果と、残っている確認事項を書く |
| 返答の予定 | 次に行うことと、その予定を書く |
返事がなければ連絡を重ねず、記録して待つ
電話に出ない、メールに返事がない場合は、返事がない事実を記録します。必要な確認を改めて送っても反応がなければ、そこで連絡を止めて待ちます。
- 電話は時間を変える 電話の了承を得ている場合は、希望された時間帯の範囲で時間を変えてかけ直します。繰り返しません。
- メールは内容を変える 同じ文面を再送せず、確認したい点とその理由を整理したメールを送ります。繰り返しません。
- 反応がなければ待つ それでも返事がなければ、連絡の内容と日時を記録して待ちます。断りの連絡があれば、その内容を記録して連絡を止めます。
返事がない場合の対応(編集部作成の例)
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 電話に出ない | 了承された時間帯の範囲で時間を変えてかけ直す |
| メールに返事がない | 確認したい点と理由を整理し、内容を変えて送る |
| それでも返事がない | 連絡の内容と日時を記録し、待つ |
| 断りの連絡がある | 意向を記録し、連絡を止める |
返す人と記録の場所を社内で決める
問い合わせの受付から返答までを担当する人を決めます。返答した内容と日時を営業管理表に残し、不在時に代わる人も決めておきます。
- 返答まで一人が担当する 受付の時点で返答する人を決めます。社内に確認を頼んだ場合も、相手への返答まで進み具合を確認します。
- 返答の内容を残す 使った手段、返答の内容と日時、相手の希望、次に行うことを営業管理表に記録します。
- 不在時の代わりを決める 担当者が休みのときに代わる人を決めます。引き継ぐときは、記録と未回答の内容を確認します。
社内で決める項目(編集部作成の例)
| 決めること | 書くこと |
|---|---|
| 返答する人 | 問い合わせごとに、返答まで担当する人の氏名を書く |
| 不在時の代わり | 代わる人の氏名と、引き継ぐ条件を書く |
| 記録の場所 | 営業管理表の保存場所を書く |
| 残す内容 | 手段・返答内容・日時・相手の希望を書く |
| 次の対応 | 未回答の内容、次に行うことと予定を書く |
伝える要素と順番を返答の型にする
メールと電話で、伝える要素と順番を決めておきます。型は会社で使う言葉で作り、回答や確認事項は問い合わせごとに書き換えます。
- メールの順番を決める 名乗りと受領の連絡から始め、用件、回答、確認事項、次の対応と予定の順に書きます。
- 電話の話し方を決める 名乗って今話せるかを聞き、用件と回答を伝えます。確認した後、次に誰が何をいつまでに行うかを伝えます。
- 相手ごとに書き換える 用件と希望に合わせて中身を変えます。すでに分かっていることは聞かず、不要な要素は省きます。
返答の型(上から順に)(編集部作成の例)
| 型の要素 | メール | 電話 |
|---|---|---|
| 名乗りと受領 | 会社名・氏名と、受領した旨を書く | 会社名・氏名を伝え、今話せるか聞く |
| 用件の確認 | 理解した用件を短く書く | 用件をまとめ直して確かめる |
| 回答 | 答えられる部分を書く | 答えられる部分を伝える |
| 不足情報の確認 | 必要な質問と連絡の希望を書く | 不足している条件や希望を聞く |
| 次の対応と予定 | 誰が何をいつまでに行うかを書く | 誰が何をいつまでに行うか確認する |
| 内容の記録 | 送信した内容と日時を残す | 話した内容をメールで残す |
最初の返答の決め事をメモに残す
ここまでの内容を、社内で通じる言葉で記入します。問い合わせを受けたときに見返せる場所に置き、返答前の確認に使います。
- 手段の分け方を書く 届いた手段を基本に、相手の希望や問い合わせの内容でどう分けるかを書きます。
- 確かめることと伝えることを書く 確かめること、伝えること、電話前の一報、すぐ答えられない場合の一次返答を記入します。
- 担当者と記録の場所を書く 返答する人と代わりの人、記録の場所を具体的に書き、実際の問い合わせで使えるか確かめます。
問い合わせへの最初の返答を決めるメモ(編集部作成の例)
| 決めること | 記入欄 | 決めること | 記入欄 |
|---|---|---|---|
| 手段の基本 | 内容で分ける基準 | ||
| 確かめること | 伝えること | ||
| 電話前の一報 | 一次返答の型 | ||
| 返す人と代わり | 記録の場所 |
