分担した仕事が終わっても全体が完成するとは限らない
各担当者の仕事が終わっても、全体を仕上げる作業が残る場合があります。受け取った内容が完成物になるまでをたどり、提案に含める範囲を整理します。
- 取りまとめの範囲を捉える 分担の単位と受け取るものから、取りまとめる人が加える作業を区別します。
- 判断する人を確かめる 内容の食い違いへの対応と、担当者へ戻す場面、完成を決める人を整理します。
- 提案に含める範囲を決める 時間がかかる部分を記録し、商品で支援できる範囲と人の判断が残る範囲を分けます。
取りまとめの範囲は、分担と受け渡し後の作業で分かれる
最近仕上げた仕事を対象に、全体を何の単位で分け、何人が関わったかをたどります。各担当者の提出から取りまとめの完了までをたどります。
- 分けた単位を聞く 章、地域、案件など、完成物のどの部分を分けたかを整理します。関わる人数も記録します。
- 取りまとめる人を聞く 受け取りの窓口と、全体に手を加える人を区別します。途中で担当が変わる場合も含めます。
- 着手の時点を聞く すべて届いてから着手するか、届いた部分から着手するかを整理します。
分担から取りまとめまでの確認
| 確かめること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 分担の単位 | 完成物の各部分と担当を対応させます。 | 部署名だけで分担を表しません。 |
| 関わる人数 | 提出する人と取りまとめる人を数えます。 | 兼務している場合も役割を分けます。 |
| 取りまとめる人 | 受け取り後に手を加える人をたどります。 | 窓口と同じ人とは限りません。 |
| まとめる時点 | 着手のきっかけと提出状況を対応させます。 | 全員の提出後に始まると決めつけません。 |
届いた内容はそのまま全体に使えるとは限らない
提出されたものを見ながら、内容と形式の指定を分けて整理します。指定どおりに届く場合と、受け取り後に整える場合を区別します。
- 受け取るものを聞く 完成した文章、数値、根拠資料など、提出時に何が含まれるかを整理します。
- 形式の指定を聞く 項目、順序、単位、記載方法など、共通の指定と担当ごとの違いを記録します。
- 指定との差を聞く 指定と違うものが届いた際の扱いをたどり、不足の補充と形式の修正を分けます。
提出内容と形式の確認
| 聞くこと | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 受け取るもの | 実際の提出物で含まれる内容を拾います。 | 完成物にある内容が提出時にもあったとは限りません。 |
| 形式の指定 | 提出時の指定と届いた状態を比べます。 | 指定の有無と、守られているかを分けます。 |
| 指定との違い | 不足や形式の違いを受領後の対応に結び付けます。 | そのまま使える例だけで判断しません。 |
取りまとめには、配置以外の作業が加わることになる
提出された状態と完成した状態を比べ、取りまとめで変わった部分を拾います。並べる作業から内容の修正までを、同じ作業として扱わずに分けます。
- 配置と体裁を分ける 掲載順を決める作業と、見出しや表記を統一する作業を分けて記録します。
- 追加した内容を拾う 全体の説明や部分同士をつなぐ文章など、提出物になかった内容を拾います。
- 修正の中身を分ける 誤記の訂正と、意味や結論が変わる修正を区別します。修正の根拠も残します。
取りまとめで加える作業の分類
| 作業 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 並べる | 配置の順序と、載せる部分の選び方を捉えます。 | 載せない内容の判断を見落としません。 |
| 体裁を揃える | 見出し、表記、単位の変更を拾います。 | 意味が変わる変更は別に記録します。 |
| 内容を足す | 追加箇所と、その材料の入手先を捉えます。 | 提出内容の転記と区別します。 |
| 内容を直す | 修正箇所、理由、判断した人を記録します。 | 誤記の訂正と、結論が変わる修正を分けて記録します。 |
内容が食い違ったときは、採用を決める根拠が要る
担当者同士の記載が違う場合と、全体の説明に合わない場合を分けます。違いの発見から採用する内容の決定までをたどります。
- 担当者間の違いを拾う 同じ対象について、数値や説明が異なる箇所を拾います。対象範囲や前提の違いも含めます。
- 全体との違いを拾う 各部分では成立していても、全体の結論や他の部分と両立しない箇所を整理します。
- 決定の根拠を残す 採用する内容を決める人と、判断に使う資料や条件を対応させて記録します。
食い違いを解消するまでの確認
| 場面 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 担当者間で違う | 対象範囲、前提、根拠を比べる手順を捉えます。 | 表記の違いだけと決めつけません。 |
| 全体と合わない | 両立しない内容と、修正する箇所を捉えます。 | 個別の記載を誤りと決めつけません。 |
| 内容を決める | 決定する人と採用の根拠を記録します。 | 違いを見つけた人と決定する人を区別します。 |
修正が必要でも担当者へ戻すとは限らない
取りまとめ中の修正を、担当者へ戻す場合と、その場で直す場合に分けます。戻した内容が再び届いてからの確認も含めてたどります。
- 戻す対象を聞く 提出物全体を戻すか、該当箇所だけを戻すかを整理し、修正を求める内容を記録します。
- 戻す理由を聞く 元の資料や判断の経緯を知る人しか直せない場合や、内容の変更に本人の確認が必要な場合を区別します。
- 戻さない条件を聞く 取りまとめる人が直せる範囲と、修正後の共有や確認が必要になる条件を整理します。
修正を担当者へ戻す条件の確認
| 場面 | 聞くこと | 注意 |
|---|---|---|
| 担当者へ戻す | 戻す範囲、理由、修正を求める内容を捉えます。 | 単なる再提出と内容の再検討を区別します。 |
| 戻さずに直す | 直せる範囲と、認められている条件を捉えます。 | 修正できることと決定できることを分けます。 |
| 再提出を受ける | 修正箇所と他の部分への影響の確認方法を捉えます。 | 受け取りだけで修正完了と扱いません。 |
取りまとめる人が完成を決めるとは限らない
全体を整え終えた時点と、完成と認められる時点を区別します。取りまとめる人、別の確認者、提出先の関わりを整理します。
- 整え終わる条件を聞く 取りまとめる人が作業を終える際に、何を確認しているかを記録します。
- 別の確認者を聞く 内容を確認する人と、完成を認める人を分けます。修正を求められた後の扱いも含めます。
- 提出先の判断を聞く 提出先の了承まで必要かを整理します。受領の連絡と、内容を認めた連絡を区別します。
完成に関わる判断の確認
| 区分 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 取りまとめる人 | 作業を終える条件と残る確認を記録します。 | 作業の終了を完成の承認と混同しません。 |
| 別の確認者 | 確認する内容と、完成を認める権限を捉えます。 | 確認者が複数いる場合は役割を分けます。 |
| 相手先 | 了承が必要な内容と、その記録方法を捉えます。 | 提出や受領だけで完成と判断しません。 |
取りまとめの遅れは作業量だけが原因とは限らない
取りまとめの開始から完成までを、作業している状態と返答などを待つ状態に分けます。長くかかった場面をたどり、進まなかった理由を整理します。
- 待ちの理由を聞く 提出物、追加資料、判断の返答など、何が届けば再開できるかを記録します。
- 整える負担を拾う 項目や表記を合わせる作業について、同じ修正が繰り返される箇所を拾います。
- 確認の往復を聞く 根拠の不足や修正内容の伝わり方など、確認が終わらない理由を整理します。
取りまとめが進まない部分の確認
| 部分 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 待ち | 待つ対象と、再開できる条件を記録します。 | 待っている間を作業時間に含めて説明しません。 |
| 揃える作業 | 変更箇所と、繰り返し修正する理由を捉えます。 | 提出物の量だけで負担を判断しません。 |
| 確認のやり取り | 確認が続いた箇所と、決着に必要な情報を捉えます。 | 返答の遅さだけを原因と決めつけません。 |
商品で支援する範囲は、内容を決める判断とは違う
聞き取った作業と、商品の機能を確かめたうえで対応させます。集めることや形式を整えることと、内容を採用する判断を分けて提案します。
- 集める範囲を定める 提出物の受け取りや不足の把握について、実際の運用を商品で扱えるか確認します。
- 整える範囲を定める 明確な規則で処理できる変更を拾い、例外や修正後の確認が必要な箇所を分けます。
- 判断を残す範囲を定める 食い違う内容の採用や完成の承認について、決める人と判断の根拠を提案にも残します。
商品で扱う作業と人が決める内容
| 区分 | 扱い | 注意 |
|---|---|---|
| 集める | 受け取りと提出状況の把握を支援候補にします。 | 受け取れたことと内容が十分なことを分けます。 |
| 揃える | 規則が明確な項目や表記の変更を候補にします。 | 例外への対応と変更結果の確認を残します。 |
| 内容の判断 | 採用、修正、完成を決める人を明記します。 | 商品の処理結果だけで判断を置き換えません。 |
記録には提出内容と取りまとめ後の変化が必要だ
聞き取った内容を、受け取りから完成までの流れに沿って残します。提出されたものと取りまとめで加えたものを分け、説明の根拠も記録します。
- 受け渡しを記録する 分担の単位、提出する人、受け取る人、受け取るものを対応させます。
- 変更と判断を記録する 追加や修正の箇所に、理由と判断した人を添えます。担当者へ戻した場合も残します。
- 未確認の点を区別する 確認済みの内容と推測を分けます。時間がかかる部分や商品で扱える範囲も追記します。
取りまとめの記録項目
| 記録項目 | 書くこと | 理由 |
|---|---|---|
| 分担 | 分担の単位、関わる人、受け渡しの時点を書きます。 | 誰が何を受け取り、いつ取りまとめを始めるかが分かります。 |
| 受け取るもの | 提出内容、形式の指定、実際の違いを書きます。 | 受領後に必要な処理が分かります。 |
| 加える作業 | 配置、体裁の変更、追加、修正を書きます。 | 提出後に加わる作業を区別できます。 |
| 食い違いの扱い | 判断の根拠、決定する人、戻す条件を書きます。 | 誰が何を決めるかが分かります。 |
| 完成の判断 | 完成の条件、認める人、確認できる記録を書きます。 | 作業終了と完成を区別できます。 |
提案の範囲を決めるには未確認の点の区別が必要だ
商談後は、取りまとめの流れを確認表にまとめます。空欄を推測で埋めず、未確認の点と次に確認する相手を記録します。
- 同じ仕事で記入する 対象の仕事と完成物を明記し、別の仕事の進め方を混ぜずに記入します。
- 根拠のある内容を残す 説明や提出物で確認できた内容を記入し、判断できない部分には未確認と記します。
- 提案前に範囲を分ける 商品で扱う作業と人が決める内容を照らし合わせ、仕様の確認が要る作業を未確認として残します。
営業先を絞って実施を依頼する流れ
| 確認項目 | 記入する内容 | 確認項目 | 記入する内容 |
|---|---|---|---|
| 分担の単位 | 分けた対象と関わる人数を書きます。 | 担当者へ戻す場面 | 戻す対象、理由、戻さずに直す条件を書きます。 |
| まとめる人と時点 | 取りまとめる人と着手の条件を書きます。 | 完成の判断 | 完成の条件と認める人を書きます。 |
| 受領内容と形式 | 受け取るもの、指定、指定との差を書きます。 | 時間がかかる部分 | 待ち、整える作業、確認の往復を書きます。 |
| 加える作業 | 並べる、体裁を揃える、足す、直す作業を書きます。 | 商品の支援範囲 | 仕様を確認した機能と人に残る判断を書きます。 |
| 食い違いの扱い | 違いの内容、判断の根拠、決定する人を書きます。 | 未確認点と記録先 | 未確認の点、確認する相手、記録先を書きます。 |
