設置に必要な作業は、設置する商品と現地の条件で分かれる
設置まで対応するという説明だけでは、作業の中身は分かりません。商品と人、現地での作業、商品で支援できる範囲を分けて整理します。
- 作業の対象を特定する 何を、誰が、どこに設置するかを特定し、聞き取りの対象を決めます。
- 現地での作業を整理する 事前確認から引き渡しまでの流れを整理し、設置できない場合の扱いも明らかにします。
- 提案できる範囲を分ける 提案する商品で支援できる作業と、人の判断が残る作業を確認表に書き分けます。
設置までの作業は、誰が担うかを商談先ごとに確かめることになる
同じ設置という言葉でも、持ち込みから据え付けまでの分担は異なります。具体的な商品と設置先を起点に、関わる人を整理します。
- 設置する商品を特定する 商品の種類と設置時の状態を聞き、どの状態から作業を始めるかを明らかにします。
- 作業する人を分ける 商談先の社員が行う作業と外部に任せる作業を分け、作業を引き継ぐ相手を記録します。
- 設置先を具体化する 建物や部屋、置く位置まで聞き、設置先によって変わる作業を見つけます。
設置の対象と分担を整理する表
| 確かめること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 設置する商品 | 商品と作業開始時の状態を聞きます。 | 商品による作業の違いも残します。 |
| 設置する人 | 作業ごとの実施者と引き継ぎ先を整理します。 | 依頼を受ける人と作業する人を分けます。 |
| 設置先 | 建物内の設置場所と置く位置を特定します。 | 所在地だけで聞き取りを終えません。 |
設置場所の事前確認は、置く位置以外の情報に及ぶ
置く位置が決まっていても、作業に必要な条件まで確認できているとは限りません。現地へ行く前に何を調べ、何が未確認で残るかを聞きます。
- 位置と周囲を聞く 置く位置に加え、作業に使う空間や周囲の物について、事前に調べる内容を聞きます。
- 必要な条件を整理する 設置に必要な設備や条件を誰が示し、設置先で満たせるかをどう調べるか整理します。
- 確認の根拠を残す 確認した人と方法を聞き、現地で改めて見る必要がある点を分けます。
事前確認の内容を整理する表
| 区分 | 聞くこと | 注意 |
|---|---|---|
| 位置と周囲 | 置く位置と周囲について調べる内容を聞きます。 | 設置後の配置と作業中の空間を分けます。 |
| 設備や条件 | 必要条件の出所と、現地での確認方法を聞きます。 | 条件を満たすと判断する人も記録します。 |
| 確認する人 | 確認する人と情報の受け取り方を聞きます。 | 未確認の点を確認済みとして扱いません。 |
搬入の準備には、入口から設置位置までの確認が要る
設置先に到着できても、商品を置く位置まで運べるとは限りません。持ち込む物の準備と、現地で通る経路を続けて聞きます。
- 持ち込む物を整理する 商品と設置に使う物について、準備する人と持ち出す前の確認内容を聞きます。
- 経路を最後までたどる 入口から設置位置までの経路をたどり、途中で確認や調整が必要な場所を整理します。
- 現地の受け入れを聞く 到着時の連絡先、入口の利用、経路の案内について、設置先に頼む対応を聞きます。
持ち込みの準備と経路を整理する表
| 区分 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 持ち込む物 | 準備する物と、準備を終えたと確かめる人を聞きます。 | 現地にある物と持参する物を分けます。 |
| 搬入の経路 | 入口から設置位置までの経路と確認方法を聞きます。 | 途中の通行条件や仮置き場所も含めます。 |
| 現地の受け入れ | 到着時の連絡と経路の案内を誰が行うか聞きます。 | 案内する人が不在の場合の連絡先も残します。 |
据え付けの分担は、順番に沿って担当者と使う物を聞くことになる
据え付けをまとめて聞くだけでは、途中の引き継ぎが見えません。作業の順番に沿って、使う物と人の分担を聞きます。
- 作業の順番を聞く 据え付けの始まりから終わりまでを区切り、次の作業へ進む前に確かめる内容を聞きます。
- 使う物を対応させる 各作業で使う道具や部材と準備する人を聞き、現地で手配する物を分けます。
- 人の分担を整理する 複数人で行う作業と、作業を引き継ぐ場面を聞き、合図や確認の役割を整理します。
据え付けの順番と分担を整理する表
| 区分 | 聞くこと | 注意 |
|---|---|---|
| 作業の順番 | 作業の区切りと、次へ進むための確認を聞きます。 | 普段と順番が変わる場面も区別します。 |
| 道具や部材 | 使う作業と準備する人を対応させます。 | 名称だけでなく、使う場面を残します。 |
| 人の分担 | 各作業の役割と引き継ぎ方を聞きます。 | 作業する人と進行を判断する人を分けます。 |
設置先で立ち会う人が変更を判断できるとは限らない
現地に人がいても、置く位置や作業内容の変更を決められるとは限りません。立ち会う役割と、相談を受けて判断する役割を分けて聞きます。
- 作業前の確認を聞く 置く位置と作業する範囲について、開始前に設置先と何を確認するかを聞きます。
- 作業中の相談先を分ける 予定と違う状況が見つかった際の相談先と、変更を判断する人を整理します。
- 立ち会う場面を聞く 立ち会いが必要な場面と役割を聞き、不在の場合に作業を進められる範囲を残します。
設置先との確認と判断を整理する表
| 確かめること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 作業前の確認 | 開始前に説明する内容と確認相手を聞きます。 | 事前の情報から変わった点を含めます。 |
| 作業中の相談 | 相談する場面と判断を受け取る方法を聞きます。 | 返答がない場合の扱いも残します。 |
| 立ち会う人 | 立ち会う場面ごとに役割を整理します。 | その場で判断できる範囲を確かめます。 |
据え付けの終了だけでは引き渡せるとは限らない
所定の位置に据え付けた後にも、動作や状態を確かめる作業がある場合があります。何を誰が確かめ、どの状態で引き渡すかを聞きます。
- 確認項目の出所を聞く 動作や状態について確かめる項目と、その項目を誰が決めているかを聞きます。
- 確認する役割を分ける 実際に動作を確かめる人と、結果を見て引き渡せるか判断する人を整理します。
- 引き渡しの条件を聞く 何が済めば引き渡せるかを聞き、未確認の点や残った作業がある場合の伝え方と、引き渡しの記録の残し方も確かめます。
動作確認から引き渡しまでを整理する表
| 区分 | 聞くこと | 注意 |
|---|---|---|
| 確かめる項目 | 確認項目と、結果を判断する基準の出所を聞きます。 | 実施できなかった項目も残します。 |
| 確かめる人 | 動作を確かめる人と結果を判断する人を聞きます。 | 設置先が立ち会う範囲も記録します。 |
| 引き渡しの記録 | 引き渡す相手と、結果や残作業の記録先を聞きます。 | 未確認の点がある場合の扱いを分けます。 |
設置できない理由によって再開前の確認内容が違う
設置できなかった場合は、中断した理由によって次の対応が変わります。どの作業まで終わった段階で止めたかと、再開までに必要な確認を聞きます。
- 止まった理由を分ける 場所の条件、部材の不足、設置先の都合を分け、どの作業まで進んだかを記録します。
- 残した状態を聞く 商品や使う物を持ち帰るか現地に残すか、その判断者と設置先への伝え方を聞きます。
- 再開前の確認を聞く 誰が何を整え、誰の確認を受けて再開するかを聞き、次の連絡を担う人を確認表に記録します。
設置できない場合の対応を整理する表
| 場面 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 場所の条件不一致 | 合わなかった条件と、再確認する人を聞きます。 | 現地で変更してよい範囲を推測しません。 |
| 部材の不足 | 不足を確かめる人と、準備を引き受ける人を聞きます。 | 不足以外にも再開の条件がないか聞きます。 |
| 設置先の都合 | 作業できない事情と、再開を相談する相手を聞きます。 | 商品を残す場所と状態も記録します。 |
後から説明するには、設置結果に加えて変更の記録が要る
設置済みという記録だけでは、現地で何を変えたかは分かりません。作業の結果と設置先へ伝えた内容を、商談先が後から確認できるようにどう記録しているかを聞きます。
- 変更と結果を残す 設置位置、作業結果、予定からの変更と理由について、記録する内容と記録先を聞きます。
- 説明した内容を残す 使用に関する説明、注意点、未実施の作業について、伝える相手と記録方法を聞きます。
- 問い合わせ先を分ける 問い合わせを受ける人、作業記録を調べる人、回答を判断する人の関係を整理します。
設置後に参照する情報を整理する表
| 区分 | 聞くこと | 注意 |
|---|---|---|
| 記録する内容 | 設置結果、変更理由、確認した相手の記録先を聞きます。 | 作業の事実と判断の理由を分けます。 |
| 説明する内容 | 説明する項目と、説明を受けた相手の氏名や役割の記録の仕方を聞きます。 | 説明できなかった内容も残します。 |
| 後からの対応 | 問い合わせの受付先と、記録を参照する流れを聞きます。 | 現地を知らない人が対応する場合も含めます。 |
支援できると示せる範囲は、実際に扱える情報と作業に限られる
ここでいう商品は、商談先へ提案する商品です。聞き取った設置作業と商品の機能を照らし合わせ、人の判断が残る場面を分けます。
- 予定と記録を照合する 設置場所や実施者、作業結果を扱えるか、必要な情報と商品の機能を照らし合わせます。
- 共有できる範囲を調べる 確認項目を誰に示し、変更をどう知らせる必要があるか整理し、対応できる範囲を調べます。
- 人が決める場面を残す 現地での変更や作業の再開など、情報の記録だけでは決まらない判断と判断者を残します。
商品の支援と人の判断を分ける表
| 区分 | 扱い | 注意 |
|---|---|---|
| 設置の予定と記録 | 必要な情報を記録し参照できるか調べます。 | 商品の機能が未確認なら支援を約束しません。 |
| 確認項目の共有 | 必要な相手への共有や更新に対応できるか調べます。 | 共有したことと、相手が確かめたことを分けます。 |
| 現地での判断 | 作業の変更や再開を判断する人を明記します。 | 判断に必要な情報の記録や共有と、判断そのものを分けます。 |
作業・判断者・未確認の点を記録すれば、次に聞く相手が分かる
聞き取った内容を、作業の流れに沿って確認表へ書き込みます。分からない点は未確認と記し、次に聞く相手と記録先を残します。
- 具体的な作業で埋める 対象の商品と設置先を決め、各欄に作業内容、関わる人、確認方法を書き込みます。
- 不明な点を明記する 聞いていない点と説明が食い違う点を残し、追加で聞く相手を決めます。
- 提案の根拠を残す 支援できる作業には確認した商品機能を添え、人が判断する場面を別に記します。
営業先を絞って実施を依頼する流れ
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
|---|---|---|---|
| 商品と設置する人 | 商品・設置先・実施者: | 事前確認の内容 | 位置・周囲・条件・確認方法: |
| 持込と搬入経路 | 準備する物・経路・現地の連絡先: | 据付手順と使う物 | 順番・道具や部材・分担: |
| 設置先との確認 | 作業前後の確認・相談先・立ち会い: | 動作確認と引渡し | 確認項目・確認する人・引き渡す相手: |
| 設置できない場合 | 中断理由・商品の扱い・再開の判断者: | 記録と説明 | 記録内容・説明相手・問い合わせ先: |
| 支援できる範囲 | 支援する作業・商品機能・人の判断: | 未確認点と記録先 | 未確認の点・次に聞く相手・記録先: |
