水を取り除いても、仕事が終わったとは限らない

水を排出したという説明だけでは、排出先や使う人への引き渡しまで分かりません。実際の場所をたどり、水を取り除いた後に残る仕事まで聞き取ります。

  • 場所から経路をたどる 水が集まった場所とたまる理由を押さえ、実際に通った経路を排出先までたどります。
  • 終わりの根拠を分ける 排出を終えた判断と、その場所を使う人へ引き渡せる判断を分けて整理します。
  • 商品の支援範囲を決める 扱える記録と人が決める内容を分け、確かめていない点を確認表に残します。
この資料では、営業担当者が商談で確かめる内容を、上の三つにまとめています。

聞き取りの範囲を定めるには、実際に排出した場所の特定が要る

普段の作業の説明と、実際に行った作業は混ざりやすくなります。相手に場所を選んでもらい、その場所で起きたこととして聞き取ります。

  • 話せる場所を選んでもらう 水があった状態から排出後まで説明できる場所を選んでもらい、今回の話の対象にします。
  • 使う人と依頼者を分ける その場所を使う人と、排出を依頼した人を書き分けます。同じ人かどうかも確かめます。
  • 実際の作業として整理する 普段の説明が出たら、選んだ場所でも同じだった部分と違った部分を分けます。

話の対象の決め方

確かめること方法注意
選んだ場所実際の様子を説明できる場所を選んでもらいます。別の場所の出来事を混ぜません。
使う人誰がどの部分を使うかを聞きます。依頼した人と同じとは扱いません。
依頼した人何をしてほしいと伝えたかを聞きます。依頼の内容と実際の作業を分けます。
今回の作業始める前から排出後までをたどります。普段の説明には、その旨を添えます。
表は編集部作成の例です。別の場所の話が出たら、選んだ場所との違いが分かるように記します。

水がたまる理由は、見た状態だけで分かるとは限らない

水があったという事実と、なぜたまったかという説明を分けます。その場所の使い方も聞くと、水があることで何に困ったかを整理できます。

  • 困ったことを使い方で聞く 誰がどう使う場所で、水があるために何ができなかったかを聞きます。
  • 集まる場所をたどる どこに水が集まっていたかを聞き、どこから来たと考えたかを分けて記します。
  • 理由の出どころを残す 見て分かったこと、人から聞いたこと、推測したことを区別し、説明した人も記します。

理由と使い方の整理

区分聞くこと注意
場所の使い方誰がどの部分をどう使っていたかを聞きます。依頼した人の説明だけでまとめません。
困ったこと水があることでできなくなったことを聞きます。水がある事実と困った内容を分けます。
集まった場所水が見えた範囲と集まっていた箇所を聞きます。見えていない範囲まで広げません。
理由の出どころ理由を説明した人と、その根拠を聞きます。推測を見た事実として記しません。
表は編集部作成の例です。理由が分からなければ、分からない点と説明の出どころを残します。

排出先を知るには、指定した人と現地で決めた部分の確認が要る

排出先を指定した人と、現地で経路を決めた人が同じとは限りません。水が集まった場所から排出先までをたどり、指定との対応を整理します。

  • 指定された内容を押さえる 排出先を誰が決め、何を指定したかを聞きます。経路まで指定されていたかも分けます。
  • 現地で決めた部分を分ける 作業する人が現地で選んだ部分と、その選択の根拠を聞きます。
  • 実際の経路と照らす 水が実際にどの経路を通りどこへ排出されたかを、誰がどこまで確かめたかを残します。

指定と実際の対応

区分確かめること注意
排出先の指定指定した人と、伝えた排出先を確かめます。指定がなかった場合も記します。
現地での選択現地で決めた経路と、決めた人を確かめます。指定された部分と書き分けます。
実際の経路水が集まる場所から排出先までをたどります。途中が分からなければ空欄を埋めません。
対応を見た人指定と実際の対応を確かめた人を聞きます。決めた人が確かめたとは扱いません。
表は編集部作成の例です。排出先の名前だけで済ませず、そこへ至る経路も聞き取ります。

排出前の確認には、水で見えない部分の把握が要る

水があると、下や周りの様子を十分に見られない場合があります。排出前に見た箇所と見えなかった箇所を分け、誰がどう扱ったかを聞き取ります。

  • 見た箇所を場所に結ぶ 始める前に見た箇所を、選んだ場所のどの部分か分かる形で記します。
  • 見えない部分を分ける 水の下や周りにある物について、直接見た内容と人から聞いた内容を分けます。
  • 確かめた人を残す 誰が何を確かめたかを記し、分からない部分を誰に伝えてどう扱ったかを聞きます。

排出前の見分け方

区分見分け方扱い
見た箇所直接見た場所と状態を聞きます。見た人と箇所を組にして記します。
水の下見えた部分と見えなかった部分を分けます。見えなかった部分の扱いを聞きます。
周りにある物実際に見た物と、説明だけ聞いた物を分けます。場所との位置関係を記します。
分からない部分何が分からず、誰に伝えたかを聞きます。その後の扱いを決めた人を残します。
表は編集部作成の例です。作業の手順を勧めるためではなく、実際に確かめた範囲を聞くための表です。

途中の判断を知るには、予定と違った場面の確認が要る

水が減ったかだけでは、経路や排出先で起きた変化を拾えません。途中で見た箇所と、水の量が見込みと違った場面や、想定していなかった場所に水があった場面をたどります。

  • 途中で見た箇所を聞く 水が集まる場所、途中の経路、排出先のうち、どこで何を見ていたかを聞きます。
  • 予定との差を具体化する 見込んだ状態と実際の状態を分け、違いに気づいた場所と場面を記します。
  • 止める判断をたどる 止めた場面では、その根拠と決めた人を聞きます。続けた場合も、誰がどんな理由で続けると決め、その後に何をしたかを記します。

途中で見た内容の整理

区分聞くこと注意
途中の確認どの箇所で何の変化を見たかを聞きます。水の減り方だけでまとめません。
量の違い見込みと実際がどう違ったかを聞きます。違いが分かった場面も残します。
場所の違い想定していなかった場所で水が見つかったかを聞きます。初めからあった水かも分けます。
止める判断止めた根拠と、決めた人を聞きます。続けた場合は、続けると決めた人と理由も聞きます。
表は編集部作成の例です。予定と違う場面がなかった場合は、普段の想定と今回の事実を分けます。

水が見えなくなっても、排出を終えたとは限らない

見える水の変化と、排出を終えたという判断を分けます。何を見て誰が判断し、その場所を使う人がどこまで確かめたかを整理します。

  • 終えた根拠を場所で聞く どこがどの状態になったため終えたと考えたかを聞き、見た箇所を記します。
  • 見た人と決めた人を分ける 状態を見た人と、排出を終えると決めた人を区別し、伝えた内容を聞きます。
  • 使う人の確認を分ける 使う人が確かめた内容を聞きます。作業する人の判断と同じかどうかも残します。

終えた判断の整理

区分確かめること注意
見た状態終えた判断に使った箇所と状態を聞きます。見ていない箇所まで含めません。
判断した人終えると決めた人と、その根拠を聞きます。水を見た人と同じとは扱いません。
使う人の確認使う人が見た箇所と確かめた内容を聞きます。使えるという判断とは分けて記します。
残った点残る水や見えない箇所の扱いを聞きます。排出を終えた後の仕事も残します。
表は編集部作成の例です。排出を終えた判断と、場所を引き渡す判断は別々に記します。

再びたまった水の扱いには、依頼の範囲の確認が要る

再び水がたまった場合と、排出先を決められなかったり指定の排出先を使えなかったりした場合では、決め直す内容が違います。誰がいつ気づいたかから、その後の扱いと依頼した人への連絡をたどります。

  • 分かった場面を残す 誰がどこで気づいたかを聞き、排出を終えたときの状態との違いを記します。
  • 扱いを決める人を分ける 再びたまった水と排出先の問題について、それぞれ誰が次の扱いを決めたかを聞きます。
  • 連絡後の動きまで聞く 依頼した人に伝えた内容と、その後に決まった内容を分けて記します。

場面ごとの扱い

場面聞くこと注意
再びたまった気づいた人、場所、その後の扱いを聞きます。前と同じ理由でたまったとは扱いません。
排出先に困った困った内容と、扱いを決めた人を聞きます。別の排出先へ移したと決めつけません。
依頼者へ連絡伝えた状態と、求めた判断を聞きます。連絡したことと決まったことを分けます。
返答がない扱いが決まるまで実際にどうしたかを聞きます。決まっていない点を記録に残します。
表は編集部作成の例です。経験がない場面は、起きた出来事として書かず、想定している扱いと記します。

記録を渡しても、引き渡せるとは限らない

排出した内容を伝えることと、使う人がその場所を再び使ってよいと判断することを分けます。記録がどの場所を指すかと、引き渡してよいとする根拠を聞き取ります。

  • 記録に残す内容を聞く 排出前後の状態、排出先、途中で変わった内容のうち、何を残したかを聞きます。
  • 記録を場所と対応させる 記録の内容がどの箇所を指すかを確かめ、記されていない部分も分けます。
  • 引き渡す条件を聞く 使う人へ何を伝え、何を確かめて引き渡したかを聞きます。残る仕事の扱いも記します。

記録と引き渡しの対応

区分確かめること注意
残した内容状態、排出先、変更した内容の記載を聞きます。実際の作業と記載した範囲を分けます。
場所との対応記録が指す箇所をどう見分けるかを聞きます。同じ場所の別の箇所と混ぜません。
伝えた相手誰に何を伝えたかを聞きます。依頼した人と使う人への連絡を分けます。
引き渡す条件引き渡してよいとした根拠と決めた人を聞きます。残る仕事を誰が扱うかも記します。
表は編集部作成の例です。記録がない部分は、誰の説明で補ったかが分かる形にします。

支援を約束するには、確かめた機能との照合が要る

提案する商品で扱える記録と、人が場所の状態を見て決める内容を分けます。商品の機能と実際の使い方を照らし、支援できると確かめられた範囲を提案します。

  • 記録への支援を照らす 排出先や確認した内容を商品でどう扱えるかを調べ、場所との対応まで確かめます。
  • 再びたまった後も分ける 起きたことを残す支援と、その後の扱いを決めることを別々に整理します。
  • 人が決める内容を残す 排出の終わりや引き渡しを誰が判断するかを記し、商品が判断を代行できるとは説明しません。

商品と人の役割の整理

区分扱い注意
排出先の記録指定と実際の経路を扱えるかを確かめます。記録できることと排出先を選ぶことを分けます。
確認の記録箇所、状態、確かめた人を残せるかを見ます。記入があるだけで確認済みと扱いません。
再びたまった場合前の状態とその後の扱いを残せるかを見ます。次の扱いを決める人を別に記します。
終わりの判断人が判断する内容と商品が扱う内容を分けます。引き渡す判断も別に残します。
表は編集部作成の例です。この表は特定商品の機能を示すものではありません。扱える内容を確かめて使います。

確認表には、聞いた事実と未確認の点の区別が要る

選んだ場所について聞いた内容を、確認表にまとめます。分からない点は推測で埋めず、次に聞く相手と返答を残す先まで記します。

  • 同じ場所の話を記入する 理由、経路、排出前後の状態を、選んだ場所について記入します。
  • 根拠と決めた人を添える 排出先、終わり、引き渡しには、決めた人と判断に使った内容を添えます。
  • 空欄の次の扱いを決める 未確認の点には聞く相手と記録先を書き、商品の支援範囲も確かめた内容だけ記します。

水を排出する仕事の確認表

確認する項目記入する内容確認する項目記入する内容
選んだ場所場所と依頼した人を書きます。理由と使う人理由の出どころと使い方を書きます。
排出先指定した人、経路、確かめた人を書きます。前の確認見た箇所、見えない部分、見た人を書きます。
途中の確認見た変化、予定との差、止めた判断を書きます。終えた根拠見た状態、決めた人、使う人の確認を書きます。
再びたまった場合と排出先の問題再びたまった水と排出先に困った場合の扱いを書きます。記録と引き渡し記録先、場所との対応、引き渡す条件を書きます。
支援できる範囲商品で扱える内容と人が決める内容を書きます。未確認の点未確認の内容、聞く相手、返答の記録先を書きます。
表は編集部作成の例です。出来事がなかった欄と、まだ聞いていない欄を区別して記入します。