利用者がいる場所の清掃には、使う場面と作業の条件の確認が要る

利用者がいるという説明だけでは、進められる作業までは分かりません。実際に清掃した場所をたどると、利用者に合わせた作業の分け方が見えてきます。

  • 使い方と範囲を捉える 場所を誰がどう使っていたかと、清掃する範囲を誰が決めたかを分けて整理できます。
  • 作業の分け方を捉える 利用者がいる間に進めた作業と後で進めた作業を分け、途中で変えた内容を整理できます。
  • 提案する範囲を決める 清掃の完了を判断した根拠と、その後の記録と引き渡しを聞き、商品で支援できる作業と人が判断する事項を分けます。

聞き取りの範囲を定めるには、実際に清掃した場所の特定が要る

実際に清掃した場所を相手に選んでもらいます。その場所で行った作業を聞き、普段の説明と混ぜずに記録します。

  • 実際の場所を選ぶ 利用者がいる間に清掃した場所を選び、どの作業について聞くかを決めます。
  • 使う人と依頼者を分ける 場所を使った人と清掃を依頼した人を分け、両者の関わりを整理します。
  • 今回の作業に戻す 普段の説明が出たら、選んだ場所でも同じ扱いだったかを確かめます。

選んだ場所に話を絞る整理表

確かめること方法注意
選んだ場所実際に清掃した場所を相手に選んでもらいます。これから清掃する場所の話と分けます。
関わった人使った人と依頼した人を分けて記します。依頼した人が使う人でもあるとは扱いません。
今回の作業その場所で行った作業を記します。普段の説明を今回の出来事として記しません。
編集部作成の例

清掃と利用の重なりを知るには、利用者の動きの確認が要る

利用者の有無に加えて、場所をどう使っていたかを聞きます。利用者が清掃中の箇所を使ったり通ったりした場面を、依頼した人が想定した場面と分けて捉えます。

  • 使い方をたどる 誰がどの部分を使い、清掃する人が作業する部分へどのように動いたかを聞きます。
  • 重なった場面を捉える 利用者が清掃中の箇所を使ったり通ったりした場面を聞き、該当する箇所とそのときの作業を記します。
  • 想定との差を捉える 依頼した人が想定した使い方と、実際の使い方に違いがあったかを確かめます。

利用者と清掃が重なる場面の整理表

区分聞くこと注意
利用者の動き誰がどの部分をどう使っていたかを聞きます。利用者がいたという説明だけで終えません。
重なる場面利用者が清掃中の箇所を使ったり通ったりした場面を聞きます。同じ場所にいたことだけで重なったと扱いません。
依頼時の想定どのような使い方を想定していたかを聞きます。想定した場面を実際の場面と混ぜません。
編集部作成の例

指定された範囲を、そのまま清掃できるとは限らない

清掃する範囲を決めた人と、指定が現地のどこに当たるかを確認した人を聞きます。利用者がいる部分の扱いを、範囲の指定とは分けて整理します。

  • 指定した人を捉える どこからどこまで清掃するかを決めた人と、その内容を伝えた先を確かめます。
  • 利用者の有無を分ける 利用者がいる部分といない部分について、清掃する範囲や進め方の違いを聞きます。
  • 指定と場所を照らす 指定された範囲が現地のどこに当たるかを確認した人と、指定が現地の状況に合わなかった場合の対応を聞きます。

範囲を決めて伝える流れの整理表

区分確かめること注意
範囲の指定範囲を決めた人と伝えた内容を確かめます。依頼した人が範囲も決めたと推測しません。
利用中の部分利用者がいる部分といない部分の扱いを確かめます。後で清掃する部分を範囲の外と扱いません。
場所との対応指定が現地のどこに当たるかを確認した人を確かめます。食い違いを誰に伝えたかも記します。
編集部作成の例

利用者がいる間の作業には、後に回す作業との区別が要る

利用者がいる間に進めた作業と、いなくなってから進めた作業を分けます。作業名だけで分けず、その場で進められた条件まで聞きます。

  • 進めた作業を捉える 利用者がどのように場所を使っている間なら進められたかを、作業と対応させます。
  • 待った作業を捉える 利用者がいなくなるまで待った作業と、その作業を始める、または再開すると判断した条件を聞きます。
  • 分けた人を捉える 作業の分け方を決めた人と、利用者の動きが変わった場合に決め直す人を確かめます。

利用者に合わせた作業の整理表

区分見分け方扱い
進めた作業利用者がいる間に実際に進めたかを聞きます。進められた使い方の条件を添えます。
待った作業利用者がいなくなるまで待ったかを聞きます。始める、または再開する条件と判断した人を記します。
分け方の変更利用者の動きによって分け直したかを聞きます。初めの分け方と変えた後を分けて記します。
編集部作成の例

途中の変更を知るには、利用者に合わせた判断の確認が要る

始める前に見た場所の状態と、途中で変わった利用者の使い方を分けます。何を見て、誰が作業の進め方を変えたかをたどります。

  • 始める前を捉える 始める前に見た箇所と状態、その確認が作業の分け方にどう関わったかを聞きます。
  • 途中の変更を捉える 利用者の動きに合わせて、清掃する部分や作業の順序を変えた内容を聞きます。
  • 変えた判断をたどる 変えると決めた人と、変えた内容を伝えた相手を確かめます。

場所の状態と作業の変更をたどる整理表

区分聞くこと注意
始める前見た箇所と、そのときの状態を聞きます。後から分かった状態を混ぜません。
途中の変更利用者の動きと変えた内容を対応させて聞きます。変えた内容だけでなく、きっかけも記します。
変更の判断変えると決めた人と伝えた相手を聞きます。気付いた人と決めた人を分けます。
編集部作成の例

清掃する人の作業の終わりが、清掃の完了とは限らない

その場の作業を終えたことと、決めた範囲の清掃を終えたことを分けます。後で進める作業の扱いも含め、何を見て誰が判断したかを聞きます。

  • 終えた根拠を捉える どの部分の何を見て終えたと判断したかを、清掃する範囲と対応させます。
  • 確認した内容を分ける 利用者や依頼した人が見た部分と伝えた内容を、清掃する人の判断と分けて聞きます。
  • 判断した人を捉える 範囲全体を終えたと判断した人と、後で進める作業が残った場合の扱いを確かめます。

清掃を終えた判断の整理表

区分確かめること注意
終えた根拠どの部分の何を見たかを確かめます。作業を止めたことだけで終えたと扱いません。
相手の確認利用者や依頼した人が見た内容を確かめます。見ていない部分まで確認済みとしません。
終了の判断判断した人と残った作業の扱いを確かめます。終えた部分と後で進める部分を分けます。
編集部作成の例

不満の申し出には、対応を決める人の確認が要る

不満の申し出があった場面を、利用者の使い方と清掃の進み具合からたどります。伝えられた内容と、不満を受けて確かめたことと対応を分けて記録します。

  • 申し出の場面を捉える どの部分をどう使っているときに、清掃の何について申し出があったかを聞きます。
  • その後の扱いを捉える 申し出を受けて何を確かめ、どう対応したか、その対応を誰が決めたかを聞きます。
  • 依頼者への連絡を捉える 依頼した人へ伝えた内容と返答を聞き、申し出を受けた人の判断と分けます。

申し出からその後の扱いまでの整理表

場面聞くこと注意
申し出を受ける使っていた部分と申し出の内容を聞きます。伝えられた内容と、その後に分かったことを分けます。
扱いを決める確かめた内容と決めた人を聞きます。受けた人が扱いも決めたとは推測しません。
依頼者へ伝える伝えた内容と返答、その後の扱いを聞きます。連絡したことだけで対応を終えたと扱いません。
表は編集部作成の例です。実際の申し出がなければ、想定した扱いとして分けて記します。

清掃した記録があっても、引き渡せるとは限らない

利用者が使い続ける場所では、清掃した内容を誰にいつ伝えるかを聞きます。記録を渡すことと、場所を使う人が清掃後の場所を使ってよいと判断することを分けます。

  • 記録する内容を捉える 清掃した部分、後で進める作業、途中の変更、申し出の扱いがどう残るかを聞きます。
  • 記録と場所を結び付ける 読む人が、記録にある内容を場所のどの部分の話か見分けられるかを確かめます。
  • 引き渡す条件を捉える 誰に何を伝え、何を確かめれば引き渡せるかと、それを判断する人を聞きます。

清掃の記録と引き渡す条件の整理表

区分確かめること注意
記録する内容清掃した内容と残った作業の記し方を確かめます。終えた作業だけの記録になっていないかを見ます。
場所との対応記録から該当する部分を見分けられるかを確かめます。途中で範囲を変えた場合の記し方も聞きます。
引き渡す条件伝える相手、伝える内容、判断する人を確かめます。記録を渡したことと引き渡しの判断を分けます。
編集部作成の例

支援を約束するには、確かめた機能との照合が要る

聞き取った仕事を、提案する商品の機能を確かめ、商品が支援できる作業と、現場の人が判断する事項に分けます。記録できることだけを根拠に、商品が利用者に合わせて進め方まで判断できるとは説明しません。

  • 範囲と分け方を記す 指定した範囲、作業の分け方、途中の変更を、商品で記録して伝えられるかを確かめます。
  • 申し出の扱いを記す 申し出の内容と決まった扱いを記録する支援と、扱いを決める人の判断を分けます。
  • 終える判断を分ける 終えた根拠を残す支援と、場所を見て清掃を終えたと決めることを分けて提案します。

商品の支援と人の判断を分ける整理表

区分扱い注意
範囲と作業範囲や分け方を記録できるか商品で確かめます。利用者に合わせて作業を分ける判断は、誰が担うかを確かめます。
申し出の記録申し出と決まった扱いを記録できるか確かめます。申し出の後にどう扱うかは人が決めます。
終了の根拠終えた根拠を記録して伝えられるか確かめます。清掃を終えたと判断する人を別に記します。
表は編集部作成の例です。商品の支援範囲は、提案する商品で確かめた内容だけを記します。

確認表には、場所ごとの未確認の点の記載が要る

選んだ場所について、利用者の使い方から引き渡しまでを確認表に記入します。分からない点は推測で埋めず、次に確かめる相手と記録先を残します。

  • 選んだ場所で記入する 各項目を同じ場所の作業で記入し、別の場所の話は混ぜずに残します。
  • 判断した人も記入する 範囲、途中の変更、清掃の終了、申し出の扱いについて、決めた人も添えます。
  • 未確認の点を残す 未確認の内容と確かめる相手、回答を残す先を記し、支援できると確かめた内容だけを提案に含めます。

利用者のいる場所を清掃する仕事の確認表

確認する項目記入する内容確認する項目記入する内容
選んだ場所場所と今回聞く作業を記入します。利用者の使い方誰がどの部分をどう使ったかを記入します。
清掃する範囲指定した範囲と決めた人を記入します。作業の分け方進めた作業と後で進める作業、その条件を記入します。
前の確認と変更始める前の状態と途中の変更、決めた人を記入します。終えた根拠見た内容と終えたと判断した人を記入します。
申し出の扱い申し出の場面と扱い、決めた人、連絡内容を記入します。記録と引き渡し記録先と場所との対応、引き渡す条件を記入します。
支援できる範囲商品で扱える内容と人の判断が残る内容を記入します。未確認点と記録先未確認の内容、確かめる相手、回答の記録先を記入します。
編集部作成の例