確認作業の聞き取りには、測った値の扱いの確認が要る

道具を確かめたという説明だけでは、表示を何と比べたかは分かりません。ずれが分かった場合に、既に測った値をどう扱うかまで聞き取ります。

  • 聞き取る道具を決める 実際に確かめた道具を選び、測る内容と、その値を使う人を明らかにします。
  • 判断の根拠を分ける 比べる対象、途中の記録、正しく示していると判断する根拠を分けて整理します。
  • 提案する範囲を決める ずれた場合の扱いと使う条件を聞き、商品で支援できる範囲と人が判断する範囲を分けます。

聞き取りには、実際に確かめた道具の特定が要る

普段の進め方と、選んだ道具で実際に行ったことは分けて聞きます。確認済みという説明が、どの道具のどの確認を指すかを明らかにします。

  • 実物に結び付ける 実際に表示を確かめた道具を相手に選んでもらい、呼び名や見分けるための記載を押さえます。
  • 測る内容を押さえる 選んだ道具を使って何を測るかを聞きます。別の道具の使い方が混ざったら分けて記します。
  • 実際の確認をたどる 今回取り上げる確認を定め、実際に行ったことと、普段そうしているという説明を分けます。

編集部作成の例|聞き取る対象の定め方

確かめること方法注意
選んだ道具相手に選んでもらい、道具を見分ける記載を確認します。同じ呼び名の別の道具と混ぜません。
測る内容選んだ道具で実際に測る内容を聞きます。道具全般の用途だけで済ませません。
今回聞く確認選んだ道具を確かめた場面に沿って聞きます。普段の説明は、実際の確認と分けて記します。
表は編集部作成の例です。

ずれの影響を知るには、値を使う判断の確認が要る

測る内容が分かっても、その値が仕事にどう関わるかはまだ分かりません。値を使う人と判断を聞き、ずれが分かった場合に見直す仕事を捉えます。

  • 用途まで聞く 何を測るかに加え、何を決めるために測るかを聞きます。道具の呼び名だけで用途を決めません。
  • 値を使う人を分ける 道具を使う人と、測った値で判断する人を分けます。同じ人が担う場合も、その判断を記します。
  • 判断への影響を聞く 値が違うと結論が変わる仕事を聞きます。影響を受ける範囲は、相手が説明できた内容で記します。

編集部作成の例|値と判断の結び付き

区分聞くこと注意
測る内容何を測り、何を決めるために使うかを聞きます。測る内容と仕事の目的を分けて記します。
値を使う人誰が値を受け取り、何を決めるために使うかを聞きます。道具を使う人と同じとは考えません。
支障が出る仕事値が違うと、どの判断や仕事を見直すかを聞きます。聞けていない影響を推測で足しません。
表は編集部作成の例です。

比べる対象を知るには、その出どころの確認が要る

表示を見たことと、何かと比べて確かめたことは分けます。比べる対象、その出どころ、実際に確かめた人を、選んだ道具の話として聞き取ります。

  • 対象を具体化する 表示を何と比べたかを聞きます。比較したという説明だけで済ませず、実際に使った対象を記します。
  • 出どころをたどる 比べる対象をどこから得たかを聞きます。その説明をどの記録で確認できるかも押さえます。
  • 確かめた人を押さえる 表示を確かめた人と、その結果を説明している人を分けます。説明できない点は未確認と記します。

編集部作成の例|比較について聞く範囲

区分確かめること注意
比べる対象実際に表示と比べた対象を確かめます。対象の名前だけで、使った理由まで推測しません。
対象の出どころどこから得た対象か、参照する記録も聞きます。出どころが不明な点は、そのまま残します。
確かめた人誰が表示を見て比べたかを確かめます。結果を伝えた人と取り違えません。
表は編集部作成の例です。

前回の記録だけで、今回も進められるとは限らない

前回の結果と、今回の道具の状態は別に聞き取ります。表示を確かめる前に何を見て、見た内容によって進め方がどう変わったかを整理します。

  • 見る箇所を聞く 確かめる前に道具のどこを見るかを聞きます。見るべき箇所をこちらから指定しません。
  • 前回の記録の読み取りを聞く 前回の記録から何を読み取ったかを聞きます。記録があることと、今回参照したことを分けます。
  • 進め方の変化を聞く 誰が見て、何を理由に進めたかを押さえます。見た内容によって進めなかった場合も扱いを記します。

編集部作成の例|確認前に見た内容の整理

区分見分け方扱い
道具の状態今回見た箇所と、そこで分かったことを聞きます。その内容で進め方が変わったかを記します。
前回の記録選んだ道具の記録か、今回参照したかを聞きます。今回の判断に使った記載を記します。
確かめた人状態や記録を見た人を聞きます。進めるかを別の人が決めた場合は分けて記します。
表は編集部作成の例です。

結果の記載だけで、途中の表示をたどれるとは限らない

最終的な結果だけでは、途中で何を見たかが分からない場合があります。見た表示、比べた結果、途中で止めた判断を分けて聞き取ります。

  • 見た表示を押さえる 確かめている途中で見た表示を、どこまで残しているか聞きます。記録していない内容も区別します。
  • 比較の記録を聞く どの表示を何と比べ、どのような結果だったかが読み取れるかを確かめます。
  • 止めた判断を分ける 途中で止めた場合は、見た内容と止めた理由を聞きます。終えた確認と同じ結果として扱いません。

編集部作成の例|途中で残す内容の区別

区分聞くこと注意
見た表示実際に見た表示のうち、何を記録したかを聞きます。最終結果から途中の表示を推測しません。
比べた結果どの表示を何と比べたかが分かるように、どう記録したかを聞きます。別の比較の結果が混ざっていないかを確かめます。
途中の停止何を見て、誰が止めると決めたかを聞きます。止めた理由と、止めた後の扱いを分けて記します。
表は編集部作成の例です。

正しく示すという結論には、比べた結果と判断の根拠の確認が要る

正しく示しているという結論だけでは、何を見て決めたかは分かりません。参照した内容と判断した人を聞き、判断が分かれた場面も確かめます。

  • 根拠を結論と分ける 比べた結果のどこを見て結論を出したかを聞きます。結論の記載を、そのまま根拠にはしません。
  • 判断した人を聞く 表示を確かめた人と、正しく示すと判断した人を分けます。判断した人がどの役割で結論を出したかも押さえます。
  • 分かれた理由を聞く 人によって判断が分かれた例があれば、参照した内容の違いを聞きます。例がなければ作りません。

編集部作成の例|結論と根拠の整理

区分確かめること注意
判断の根拠何を見て正しく示すと判断したかを聞きます。確かめたという事実だけで結論を補いません。
判断する人誰が結論を出し、何を参照したかを聞きます。表示を見た人が判断したとは決めません。
判断の分かれ判断が分かれた内容と、その後の決め方を聞きます。結論だけでなく、分かれた理由も記します。
表は編集部作成の例です。

道具の扱いが決まっても、測った値の扱いは別に確認が要る

ずれが分かった後は、道具をどうするかと、既に測った値をどうするかを分けます。その値を使った判断まで見直すかを聞き取ります。

  • 分かった場面を押さえる 何を見てずれが分かったかを聞きます。その前に道具を使っていた仕事も、分かる範囲で記します。
  • 既に測った値をたどる 既に測った値を使い続けるか、見直すかを聞きます。値を使った判断への対応も分けて記します。
  • 扱いを決める人を聞く 道具と値の扱いを誰が決めるか聞きます。別の人が決める場合は、それぞれに伝える内容を押さえます。

編集部作成の例|ずれが分かった後の扱い

場面聞くこと注意
ずれが分かるどの比較でずれが分かり、誰に伝えたかを聞きます。ずれが分かった場面と、生じた場面を混同しません。
既に測った値どの値と、その値を使った判断を見直すか聞きます。道具の扱いが決まっても、値の扱いは別に聞きます。
扱いを決める誰が何を見て、道具や値の扱いを決めるか聞きます。決まっていない扱いを、決まったものとして記しません。
表は編集部作成の例です。

記録があっても、道具を使えるとは限らない

確かめた結果を伝える記録と、道具を使ってよいという判断は分けます。記録がどの道具に対応し、使う条件をどこで確認するかを聞き取ります。

  • 伝える内容を聞く 結果を誰に伝え、何を記録に残すかを聞きます。途中の記録をどこまで伝えるかも押さえます。
  • 道具との対応を見る 記録が選んだ道具のものだと、どの記載で分かるかを確かめます。呼び名だけで結び付けません。
  • 使う条件を分ける 誰が何を根拠に使ってよいと判断するかを聞きます。使い方に条件が付く場合は、その内容も記します。

編集部作成の例|結果の記録と使う条件

区分確かめること注意
結果の記録伝える相手と、記録に残す内容を確かめます。記録を渡したことと、判断が伝わったことを分けます。
道具との対応どの記載で道具と記録を結び付けるか聞きます。似た呼び名の道具の記録と取り違えません。
使う条件使ってよいと決める人、根拠、付ける条件を聞きます。表示についての結論だけで、使えると決めません。
表は編集部作成の例です。

支援を約束するには、確かめた機能との照合が要る

商談で聞けた作業を、自社が提案する商品の説明で裏付けられる範囲と照らし合わせます。記録を扱えることから、表示や道具の使用について判断できるとは考えません。

  • 記録への支援を示す 確かめた記録を残す、探す、伝える作業のうち、自社が提案する商品で対応できると確認したものを示します。
  • ずれた後も分ける ずれと対応内容を記録する作業を整理します。既に測った値の扱いを決めることは別に示します。
  • 判断する人を明記する 正しく示すか、使ってよいかを誰が決めるか明記します。商品でできると未確認のことは提案に含めません。

編集部作成の例|自社が提案する商品の支援と人の判断

区分扱い注意
確認作業の記録残す、探す、伝える作業への支援を検討します。自社が提案する商品で対応できると確認した作業を示します。
ずれた後の記録分かった内容と、決まった対応を残す作業を整理します。値の扱いを決める人と、記録する人を分けます。
正しいとの判断判断の根拠を参照する作業と、結論を出すことを分けます。記録を扱えることを、判断できることに置き換えません。
表は編集部作成の例です。

確認表には、聞いた事実と未確認の点の区別が要る

選んだ道具について聞けた内容を、確認表に書き込みます。分からない欄は未確認と記し、次に聞く相手と内容を残す場所まで決めます。

  • 同じ道具の話を書く 各欄が選んだ道具の話かを確かめます。普段の進め方だけを聞いた欄は、その旨を添えます。
  • 説明と記録を分ける 説明で聞いた内容か、記録で確かめた内容かを添えます。参照した記録の置き場所も記します。
  • 次に聞く内容を残す 未確認の点ごとに、次に聞く相手と追記する場所を決めます。商品で支援できる範囲も見直します。

編集部作成の例|測る道具の表示を確かめる仕事の確認表

項目記入する内容項目記入する内容
選んだ道具道具を見分ける記載と、今回聞いた確認を書きます。測る内容と使う人測る内容、値を使う人、その値で決めることを書きます。
比べる対象対象、出どころ、表示を確かめた人を書きます。今回の確認を始める前今回の確認を始める前に見た道具の状態と、参照した前回の記録を書きます。
途中の記録見た表示、比べた結果、途中で止めた理由を書きます。判断の根拠正しく示すと判断した根拠と人、判断が分かれた例を書きます。
ずれた場合の扱い道具、既に測った値、その値を使った判断の扱いと決める人を書きます。記録と使う条件結果の記録、道具との対応、使う条件と決める人を書きます。
支援できる範囲商品で対応できると確認した作業と、人が判断する内容を書きます。未確認と記録先未確認の点、次に聞く相手、聞いた内容を残す場所を書きます。
表は編集部作成の例です。