提案の範囲を決めるには、壊す前に残す情報の確認が要る

品物を壊すと、それまで見えなかった部分を調べられる一方、元の状態を現物で確かめ直せなくなることがあります。実際に調べ終えた品物をたどり、商品で支援できる範囲を分けます。

  • 壊す前に残す内容が決まる 知りたかった内容と対象の品物を結び付け、壊す前に残す情報を整理します。
  • 結果を使える範囲が分かる 壊した後に分かった内容と、同じ品物では確かめ直せない条件を分けます。
  • 提案で扱う範囲が決まる 結果の渡し先と残った物の扱いまでたどり、商品の支援と人の判断を分けます。

聞き取りには、実際に調べ終えた品物の特定が要る

普段の進め方だけでは、壊す前後に何が起きたかは分かりません。相手に調べ終えた品物を選んでもらい、その品物について話をたどります。

  • 調べ終えた品物を選ぶ 結果を渡した後まで説明できる品物を選んでもらいます。現物が残っているかも区別します。
  • 頼まれた経緯をたどる 誰からどのような事情で頼まれたかを聞き、選んだ品物の話として残します。
  • 実際の使われ方を聞く 結果を誰が何に使ったかまで聞きます。普段の説明は、その品物で起きたことと分けます。

話の起点の確かめ方

確かめること方法注意
選んだ品物調べ終えた品物を相手に選んでもらいます。現物がなくても、記録でたどれるかを聞きます。
頼まれた経緯頼んだ人と、そのときの事情をたどります。普段の受付の説明と混ぜません。
結果の使い道受け取った人が何に使ったかを聞きます。渡す予定だった相手だけで終えません。
表は編集部作成の例です。

調べる方法が、知りたいことのすべてに答えられるとは限らない

頼んだ人の知りたいことと、調べる人が引き受けた内容は同じとは限りません。理由から聞き始め、答える範囲をどこまで決めていたかを整理します。

  • 理由と疑問を分ける 調べるきっかけになった出来事と、その品物について知りたかった内容を分けて聞きます。
  • 引き受けた内容を残す 調べる側が何を確かめると伝えたかを聞き、頼んだ側の希望との違いを残します。
  • 答えられない内容を分ける その調べ方では分からない内容と、引き受ける範囲から外した内容を区別します。

理由と答える範囲の整理

区分聞くこと注意
頼んだ側の希望きっかけと知りたかった内容を聞きます。調べてほしいという依頼だけで終えません。
引き受けた確認何について答えると伝えたかを聞きます。希望をすべて引き受けたとは扱いません。
答えられない内容その調べ方では分からない内容を聞きます。引き受けなかった内容とは分けて残します。
表は編集部作成の例です。

結果の対象を知るには、壊す前の品物と記録の対応が要る

壊した後の姿だけでは、どの品物を調べたか分からなくなることがあります。壊す前の品物から結果まで、何を手掛かりにたどれるかを聞きます。

  • 見分ける手掛かりを聞く 壊す前に何で品物を見分けていたかを聞きます。壊した後にも使える手掛かりかを分けます。
  • 依頼との結び付きを聞く その品物と依頼内容を結び付けた記録を聞き、後から同じ対象だと確かめる道筋を残します。
  • 対象の入れ替わりを追う 対象を替えた場面があれば、替える前後の品物と理由がどこに残っているかを聞きます。

品物と結果をたどる手掛かり

区分確かめること注意
壊す前の品物見分ける手掛かりが何に残るかを聞きます。壊すと失われる手掛かりを区別します。
依頼との対応品物と依頼内容を結ぶ記録をたどります。似た品物の記録と取り違えないかを聞きます。
対象の入れ替え替える前後の品物を記録でたどります。最初に頼まれた品物の結果とは扱いません。
表は編集部作成の例です。

壊す前の状態は、残った物だけで分かるとは限らない

壊した後には、元の形や位置関係を見返せないことがあります。何を壊す前に確かめ、どこに残したかを、実際の記録に沿って聞きます。

  • 元の状態を分けて聞く 壊す前に確かめた状態と、壊した後でも分かる内容を分けます。残す内容を決めた理由も聞きます。
  • 残した内容をたどる 状態を何に残し、選んだ品物とどう結び付けたかを聞きます。記憶だけの内容は区別します。
  • 残さなかった影響を聞く 後から知りたくなっても分からなかった例を聞き、足りなかった情報を残します。

壊す前の状態の残し方

区分見分け方扱い
元の状態壊した後には見返せない内容を分けます。何を残すと決めたかを記入します。
残した情報記録と記憶だけの説明を区別します。品物との結び付きと記録先を記入します。
残さなかった情報後から分からなくなった内容を聞きます。分からない理由とともに残します。
表は編集部作成の例です。

見えた内容だけで、原因まで分かるとは限らない

壊して見えた事実と、そこから推測した原因は分けて扱います。依頼に対して何が分かり、何が分からなかったかを結果の記録からたどります。

  • 初めて見えた内容を聞く 壊したことで初めて確かめられた内容を聞き、壊す前から分かっていた内容と分けます。
  • 見えた内容と判断を分ける 実際に見えたことと、そこから考えたことを分けます。判断に使った他の情報も聞きます。
  • 分からなかった点を残す 知りたかった内容に答えられたかをたどります。分からなかった点をどう伝えたかも聞きます。

見えた内容と判断の区別

区分聞くこと注意
見えた内容壊して初めて確かめられた内容を聞きます。壊す前から分かっていたことと分けます。
判断した内容見えた内容から何を考えたかを聞きます。他の情報を使った場合は併せて残します。
分からない内容依頼に答えられなかった点を聞きます。記載がないだけで、分かったとは扱いません。
表は編集部作成の例です。

別の品物で、元の品物の状態が分かるとは限らない

同じ品物でも、壊す前の状態には戻せないことがあります。確かめ直したくなった場面から、別の品物で分かる範囲と分からない範囲を分けます。

  • 再び知りたくなった点を聞く 結果を見た後に新たに知りたくなった内容と、壊したことで失われた形や位置関係など、元の品物では確かめられなくなった内容を聞きます。
  • 別の品物で答える範囲を聞く 代わりの品物で何を確かめたかを聞きます。元の品物について言える範囲は別に残します。
  • 伝え方と対応を聞く 元の品物では確かめ直せない内容を、誰にどう伝え、その後どう扱ったかを聞きます。

確かめ直せる範囲の整理

区分確かめること注意
元に戻せない条件壊したことで失われた状態を聞きます。残った物があれば戻せるとは扱いません。
別の品物の役割代わりの品物で答えられた内容を聞きます。元の品物で分かった内容と混ぜません。
答えられない点確かめ直せないと伝えた内容を聞きます。その後も分からないままの点を残します。
表は編集部作成の例です。

結果の渡し先を知るには、受け取った人と使った人の区別が要る

結果を受け取った人と、その結果を使って物事を決めた人は異なることがあります。何を一緒に渡し、何が決まったかまでたどります。

  • 受け取った人を分ける 依頼した人、結果を受け取った人、結果を使った人を聞き、同じ人だったかを残します。
  • 一緒に渡した情報を聞く 対象の品物、壊す前の状態、分からなかった点を、結果と併せてどう伝えたかを聞きます。
  • 結果の後に決まった事を聞く 結果を受けて決まったことを聞きます。ほかの情報や事情も踏まえて決めた場合は、結果と分けて残します。

結果の受け渡しと使い道

場面聞くこと注意
受け取り誰が何のために受け取ったかを聞きます。依頼した人と同じだと決めつけません。
内容の共有結果と一緒に渡した情報を聞きます。分からない点も伝わったかを区別します。
その後の決定何が決まり、何が決まらなかったかを聞きます。結果だけで決まったとは扱いません。
表は編集部作成の例です。

残った物を後から調べるには、元の品物のどの部分かの確認が要る

壊した後に物が残っていても、何のどの部分か分からなければ見返しにくくなります。残す物と手放す物の決め方を、後から必要になった場面までたどります。

  • 残った物との対応を聞く 壊した後に何が残ったかを聞きます。それが元の品物のどの部分かを、作業した人がどう記録したかも確かめます。
  • 残すか決める人を聞く 誰が何を理由に残す物と手放す物を決めたかを聞き、保管場所や返す相手も残します。
  • 見返したくなった例を聞く 後から残った物を見返した例を聞きます。既に手放していた場合は、分からなかった点を残します。

残った物の扱いの整理

区分確かめること注意
残った物元の品物と結果への結び付きを聞きます。置き場所だけで見分けられるとは扱いません。
残す物と手放す物決めた人と理由、その後の行き先を聞きます。残す物をいつ手放すと決めるかも聞きます。
後からの見返し何を確かめるために見返したかを聞きます。物があっても分からなかった点を残します。
表は編集部作成の例です。

記録を支援できても、壊してよいかの判断は人に残る

記録を残すことと、品物を壊してよいと決めることは分けて扱います。聞き取った仕事と商品の機能を照らし、支援できる範囲を具体的に示します。

  • 記録の仕事と機能を照らす 壊す前の情報を残す仕事について、商品の機能で扱える内容と、確認が必要な内容を分けます。
  • 結び付きを記録できるか確かめる 品物、依頼、結果、残った物の結び付きを記録できるか、商品の機能を確かめます。
  • 判断する人を明記する 壊してよいかを決める人と、判断に必要な情報を聞きます。記録があるだけで判断済みとは扱いません。

商品の支援と人の判断

区分扱い注意
壊す前の記録残す内容と商品の機能を照らします。何を残すかを決める人も確認します。
品物と結果の対応結び付きを残せる機能かを確かめます。記入された内容を確かめる仕事も分けます。
壊してよい判断判断する人と必要な情報を残します。記録への支援と判断そのものを混ぜません。
表は編集部作成の例です。

提案の範囲を決めるには、聞き取った仕事と機能の照合が要る

選んだ品物について聞けた内容を確認表に残します。分からなかった内容と、まだ聞いていない内容を分けると、次に確かめる点が分かります。

  • 選んだ品物で書き切る 別の品物の話や普段の説明が混ざった箇所は明記し、選んだ品物について分かった内容を残します。
  • 空欄の意味を分ける まだ聞いていないのか、既に確かめ直せないのかを書き分けます。記録がある場所も併記します。
  • 提案に含める内容を決める 商品の機能を確かめた範囲だけを提案に含めます。人の判断が残る箇所も明記します。

壊して調べる仕事の確認表

確認項目記入する内容確認項目記入する内容
選んだ品物何を調べ終えたかを書きます。確かめ直せない条件元の品物では確かめられなくなった内容と、別の品物で代わりに確かめられる範囲を書きます。
理由と知りたい点調べた理由と知りたかった内容を書きます。結果の渡し先受け取った人と使い道、決まったことを書きます。
対象を確かめる方法品物と依頼を結ぶ手掛かりを書きます。残った物の扱い残る物、行き先、扱いを決める人を書きます。
壊す前に残す情報残した状態と記録先を書きます。支援できる範囲商品の機能で扱える仕事と人の判断を書きます。
壊した後の内容分かった内容、判断、分からない点を書きます。未確認の点と記録先まだ聞いていない内容と確認後の記録先を書きます。
表は編集部作成の例です。