依頼元の指定だけで、作業する人への指示が分かるとは限らない

香りの指定を聞いただけでは、付ける部分や作業する人への伝わり方までは分かりません。実際に香りを付けた品物から、依頼と作業の関係をたどります。

  • 依頼と指示を分ける 香りを付ける目的と使う人を押さえ、香りと部分の指定が作業する人にどう伝わるかを整理します。
  • 作業の判断をたどる 付ける前と途中に見る内容、終えた根拠、指定と違うと伝えられた場合の扱いを整理します。
  • 提案の範囲を決める 記録と依頼元へ渡す条件を押さえ、商品で支援できる範囲と人が判断する範囲を確認表に書きます。

聞き取りの範囲を定めるには、香りを付けた品物の特定が要る

実際に香りを付けた品物を、商談先に選んでもらいます。その品物で行った作業と、ほかの依頼にも当てはまる説明を分けて聞きます。

  • 実際の品物を選ぶ 香りを付けた経緯をたどれる品物を選んでもらい、今回聞く作業の始まりと終わりを押さえます。
  • 使う人と依頼者を分ける 香りの付いた品物を使う人と、香りを付けるよう依頼した人を分けて書きます。
  • 説明の対象を分ける 仕事全体の説明が出たら、選んだ品物でも同じだったかを確かめます。分からない点は未確認と書きます。

選んだ品物から話を始める

確かめること方法注意
選んだ品物実際に香りを付けた品物を選んでもらいます。これから付ける予定の話と分けます。
使う人と依頼者使う人と依頼した人の関係を聞きます。同じ人だと決めつけません。
今回聞く作業選んだ品物で行った作業の範囲を聞きます。ほかの品物の話が混ざったら分けます。
表は編集部作成の例です。以降も、ここで選んだ品物について聞きます。

香りを付ける目的を知るには、使う人と場面の確認が要る

使う人が分かっても、香りを付ける理由まで分かるとは限りません。目的を誰から聞いたかと、どの場面で使う品物かを分けて押さえます。

  • 付ける目的を聞く 選んだ品物に香りを付ける理由を聞きます。香りを指定したという説明だけで目的を埋めないようにします。
  • 使う場面を押さえる 誰が、どの場面で香りの付いた品物を使うかを聞きます。依頼元へ渡した後の使われ方も分けて書きます。
  • 説明の出どころを残す 依頼元から伝えられた目的か、商談先が考えた目的かを分けます。聞けていない目的は推測で補いません。

目的と使う場面を分ける

区分聞くこと注意
付ける目的品物に香りを付ける理由を聞きます。香りの指定を目的の説明に置き換えません。
使う人と場面使う人と、品物を使う場面を聞きます。依頼した人が使うとは決めつけません。
目的の出どころ目的を伝えた人と受け取った人を聞きます。伝えられた内容と推測を分けます。
表は編集部作成の例です。香りの感じ方を尋ねるための表ではありません。

香りの指定があっても、付ける部分まで指定済みとは限らない

どの香りを付けるかと、品物のどの部分に付けるかを分けて聞きます。それぞれを指定した人と、選んだ品物への対応を確かめた人を押さえます。

  • 香りの指定をたどる どの香りを付ける指定だったかと、指定した人を聞きます。依頼元からの指定か、商談先で決めた内容かを分けます。
  • 部分の指定をたどる 香りを付ける部分と、その部分を指定した人を聞きます。香りを指定した人と同じだとは決めつけません。
  • 品物との対応を押さえる 香りと部分の指定が、選んだ品物に対するものだと確かめた人を聞きます。指定が変わった経緯も押さえます。

香り・部分・品物の対応をたどる

区分確かめること注意
香りの指定指定された香りと、指定した人を確かめます。作業する人が決めたと推測しません。
部分の指定付ける部分と、指定した人を確かめます。品物全体に付けると読み替えません。
品物との対応指定と品物の対応を確かめた人を聞きます。変更前の指定が混ざっていないか聞きます。
表は編集部作成の例です。香りと部分は、それぞれの指定をたどります。

指定の受け取りだけで、作業する人に伝わったとは限らない

依頼元の指定を受け取ることと、作業する人に指示が伝わることは分けて聞きます。香りと付ける部分の対応が、伝える途中でどう示されるかをたどります。

  • 受け取る人を押さえる 選んだ品物について、依頼元から香りと部分の指定を誰が受け取ったかを聞きます。指定の変更を受け取った人も押さえます。
  • 伝える方法をたどる 受け取った指定を、作業する人へどのように伝えたかを聞きます。作業の指示として加えた内容も分けます。
  • 伝わったことの確認を聞く 作業する人が香りと部分の対応を理解したことを、誰がどう確かめたかを聞きます。渡した事実だけで済ませません。

受け取りから作業の指示までをたどる

区分見分け方扱い
指定の受け取り依頼元から受け取った内容を聞きます。受け取った人と指定した人を分けて書きます。
作業への伝達作業する人へ伝えた内容と方法を聞きます。依頼の指定と、加えた指示を分けて書きます。
伝わったことの確認誰が何を確かめたかを聞きます。指定を渡したことと、伝わったことの確認を分けます。
表は編集部作成の例です。指定が変わった場合も、同じ順で伝わり方をたどります。

前と途中の確認には、確かめた内容と方法と人の把握が要る

香りの指定に加え、付ける部分を含む品物の状態をどう確かめるかを聞きます。付ける前に見る内容と、付けている途中に見る内容を分けます。

  • 付ける前の状態を聞く 香りを付ける前に、品物のどの箇所を何の方法で確かめたかを聞きます。付け始めてよいとした判断も押さえます。
  • 途中で確かめる内容を聞く 付けている途中に何をどの方法で確かめたかと、確かめた人を聞きます。香りの指定と部分の指定のどちらに関わるかも分けます。
  • 止めた判断をたどる 作業を止めた場面があれば、判断した人と理由を聞きます。止めた後に誰が何を根拠に再開を決めたかも押さえます。

付ける前と途中の確認を分ける

区分聞くこと注意
付ける前品物で見る箇所と、確かめる状態を聞きます。付ける部分の指定と、品物の状態を分けます。
付けている途中途中で確かめた内容と方法、確かめた人を聞きます。付ける前と同じ内容だと決めつけません。
止める判断止めた理由と、判断した人を聞きます。止めた場面がなければ、実際の判断として書きません。
表は編集部作成の例です。聞き取るのは確認内容と判断の経緯で、付け方の指導ではありません。

付け終えた報告だけで、依頼元の確認が済んだとは限らない

香りを付ける作業が終わったことと、指定どおりに付け終えたと判断したことを分けます。商談先の判断に加え、依頼元が何を確認したかを聞きます。

  • 判断に使う内容を聞く 指定された香りと付ける部分について、何を確かめて付け終えたとしたかを聞きます。作業終了の報告と分けます。
  • 判断した人を押さえる 付け終えたと判断した人と、その判断に使った内容を聞きます。作業する人と同じかどうかも押さえます。
  • 依頼元の確認を分ける 依頼元が確認する内容と、実際に確認を得た内容を分けます。商談先の判断を依頼元の確認に置き換えません。

作業の終了と付け終えた判断を分ける

区分確かめること注意
終えた根拠香りと部分の指定について確かめた内容を聞きます。作業を終えたという報告だけで埋めません。
判断した人付け終えたと判断した人を聞きます。途中で見ていた人と同じだと決めつけません。
依頼元の確認依頼元が確認した内容と、その返答を聞きます。確認する予定と、得られた確認を分けます。
表は編集部作成の例です。判断に使った指定と確認方法を残します。香りの感じ方を判断に使った場合は、誰がどう確かめたかを記します。

違うという申し出には、付け直すかを決めた人の確認が要る

指定と違うと伝えられた場合は、申し出の内容と、その後に決めた扱いを分けます。付け直せるかどうかを誰が確かめ、依頼元へ何を伝えたかを聞きます。

  • 伝えられた内容を分ける どの場面で、誰から何が違うと伝えられたかを聞きます。香りについての申し出と、付けた部分についての申し出を分けます。
  • 扱いを決める人を聞く 付け直せる場合と付け直せない場合で、扱いを決める人を聞きます。申し出を受けた人が決めるとは限りません。
  • 依頼元への連絡を聞く 依頼元へ伝えた内容と返答を聞きます。決めた扱いが作業する人へどう伝わったかも押さえます。

申し出から扱いの決定までをたどる

場面聞くこと注意
違うとの申し出伝えた人、伝えられた場面、違うとされた内容を聞きます。申し出の内容と、確かめた結果を分けます。
付け直せる場合付け直す扱いを決めた人と、その根拠を聞きます。付け直せることと、付け直す決定を分けます。
付け直せない場合その後の品物の扱いを決めた人を聞きます。別の扱いを営業側の推測で埋めません。
依頼元への連絡伝えた内容、返答、作業する人への伝達を聞きます。連絡したことと、返答を得たことを分けます。
表は編集部作成の例です。実際の申し出がなければ、決めている扱いとして分けて書きます。

渡す判断を知るには、記録と根拠の確認が要る

付けた内容を伝える記録と、品物を依頼元へ渡してよいとする条件を分けます。記録がどの品物のものかと、渡す判断に何を使ったかを聞きます。

  • 付けた内容の記録を聞く 商談先が、指定された香りと部分、実際に付けた内容を何に記録したかを聞きます。指定が変わった場合の記録も押さえます。
  • 品物との対応を聞く 記録を見て、どの品物に付けた内容かをどう見分けるかを聞きます。付け直した場合の記録の扱いも確かめます。
  • 渡してよい根拠を聞く 依頼元へ渡す条件と、それを満たしたと判断する人を聞きます。付け終えた判断だけで渡せるとは扱いません。

記録の内容と渡す判断を分ける

区分確かめること注意
残す内容香りと部分の指定、付けた内容の記録を聞きます。指定の記録だけを、付けた内容と扱いません。
品物との対応記録と品物を対応させる方法を聞きます。付け直す前後の内容を混ぜません。
渡す条件渡してよい条件と、判断する人を聞きます。付け終えた根拠と同じかどうかを確かめます。
表は編集部作成の例です。記録があることと、渡す条件を満たすことは分けて聞きます。

支援を約束するには、確かめた機能との照合が要る

ここまで聞いた内容を、商品で記録や伝達を支援できる部分と、人が判断する部分に分けます。商品の説明で確認できた範囲だけを提案に書きます。

  • 指定と伝達を分けて見る 香りと部分の指定、作業する人へ伝えた内容を商品で扱えるか確かめます。記録できることと、伝わったことの確認を分けます。
  • 申し出と判断を分ける 違うと伝えられた内容を残す支援と、付け直すかを決める判断を分けます。商品で扱える内容を確かめます。
  • 人が判断する範囲を書く 付け終えた判断や依頼元へ渡す判断を、誰が行うか書きます。記録を示せることだけで判断まで任せられるとしません。

商品で扱えることを提案前に分ける

区分扱い注意
指定と伝達の記録香り・部分・伝えた内容を扱えるか確かめます。依頼の指定と作業の指示を分けて残せるか見ます。
違うとの申し出申し出と、その後の扱いを残せるか確かめます。付け直せるかの判断まで任せられるとしません。
付け終えた判断判断に使う記録を示せるか確かめます。判断する人と確認する内容を残します。
依頼元へ渡す判断渡す条件の確認を記録できるか確かめます。記録する機能と、渡してよい判断を分けます。
表は編集部作成の例です。特定の商品に、ここに挙げた機能があることを示す表ではありません。

確認表には、指定と作業の指示の区別が要る

選んだ品物について聞けた内容を、確認表に書きます。依頼で指定された内容と作業する人への指示を分け、未確認の点には確かめる相手と記録先を添えます。

  • 品物ごとに書く 選んだ品物の話だけを記入します。ほかの品物の例や、仕事全体の説明は分けて残します。
  • 役割と説明の出どころを分ける 指定を伝えた人、作業した人、判断した人と、聞き取りに答えた人を各欄に書きます。
  • 未確認を明記する 聞けなかった点を推測で埋めず、未確認と書きます。確かめる相手と記録先を決め、提案する範囲を分けます。

香りを付ける仕事の確認表

確認する項目記入する内容確認する項目記入する内容
選んだ品物品物の見分け方と、今回聞く作業を書きます。終えた根拠確認内容、判断した人、依頼元の確認を書きます。
目的と使う人目的と出どころ、使う人と場面を書きます。違うと伝えられた場合の扱い申し出、付け直せるか、決める人、連絡内容を書きます。
香りと部分の指定香りと部分の指定、指定した人を書きます。記録と渡す条件付けた内容の記録先、品物との対応、渡す条件を書きます。
指定の伝わり方受け取った人、伝えた方法、伝わったことの確認を書きます。支援できる範囲商品で扱える記録と、人が判断する内容を書きます。
前の確認と途中の確認品物の状態、途中で見る内容、止めた判断を書きます。未確認の点と記録先未確認の内容、確かめる相手、記録先を書きます。
表は編集部作成の例です。記入した内容を商談先と確かめてから、商品の提案に使います。