作成経緯の記録があれば説明できる範囲が分かる
営業文の作成方法を聞かれたら、相手が気にしている点に沿って答える必要があります。利用の有無だけでなく、人が確認した内容まで説明できるように準備します。
- 相手の関心から答える 内容が相手の会社向けか、誰が確認したかなど、質問の意図に応じて説明する範囲を決めます。
- 作成と確認の経緯を示す AIを使った範囲、人が直した箇所、送信前に確認した内容を説明できるようにします。
- 回答後の対応を決める 今後の連絡に関する希望を確かめ、説明した内容とともに社内で参照できる記録を残します。
作成方法への質問は、AI利用への不満とは限らない
同じ質問でも、内容の確かさを知りたい場合と、今後の対応を知りたい場合があります。質問の背景を確かめてから、関心のある点に答えます。
- 内容への疑問を見分ける 相手の会社を調べた提案なのか、どこにでも送る内容なのかを気にしている場合があります。
- 確認者への疑問を見分ける 誰かが読んで送ったのかを聞かれたら、人が確認した内容を中心に説明します。
- 今後への疑問を見分ける 返信後も自動で対応するのかという疑問には、今後の窓口と対応方法を説明します。
質問の背景を整理する表
| 気にしている点 | 確かめること | 注意 |
|---|---|---|
| 相手の会社向けの内容か | 提案のどの部分に疑問があるかを確かめます。 | AIを使ったという説明だけで終えません。 |
| 誰が読んだか | 人による確認の有無と内容のどちらを知りたいかを確かめます。 | 確認者の氏名より、確認した内容を答えます。 |
| 今後も自動か | 返信後の対応方法を知りたいかを確かめます。 | 文面の作成方法と返信の対応方法を分けます。 |
AI利用の説明範囲は実際の作成経緯で決まる
AIを使ったという情報だけでは、文面のどこに使ったかは伝わりません。下書き、言い回し、相手ごとの差し込みを分け、実際に使った工程を示します。
- 下書きへの利用を分ける 文面全体の下書きを作ったのか、一部の段落だけに使ったのかを記録します。
- 表現の調整を分ける 人が書いた原文の言い回しを変えた場合は、AIが調整した箇所と、送信文面に残した箇所を示します。
- 相手別の変更を分ける 会社名などの差し込みと、相手に合わせた提案の作成を区別して説明します。
利用範囲を説明する型
| 使った範囲 | 答え方 | 注意 |
|---|---|---|
| 下書き | 対象の段落と、送信文面に採用した範囲を示します。 | 人が修正していても下書きへの利用を省きません。 |
| 言い回しの調整 | 人が用意した原文と、AIで調整した箇所を分けます。 | 調整だけの利用を全文の作成と説明しません。 |
| 相手別の差し込み | 差し込んだ項目と、文章を作った範囲を示します。 | 会社名の差し込みだけで個別提案と説明しません。 |
人が読んだだけでは内容を確認済みとは限らない
人が確認したと伝えるときは、何をどの方法で確かめたかを示します。誤字の確認と、事実や提案内容の確認を分けて説明します。
- 事実の確認方法を残す 会社情報やサービスの説明を何と照合したか、確認元と確認日を記録します。
- 提案の根拠を確かめる 相手について確認できた情報と推測を分け、提案理由に飛躍がないかを確認します。
- 送信文面を確認する 修正後の文面で宛先、提案内容、案内先を確認し、確認した人と日を残します。
人による確認を示す表
| 確認した内容 | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 記載した事実 | 確認元と文面を照合します。 | AIの出力だけを確認元にしません。 |
| 提案の根拠 | 確認した相手の事業内容と提案理由を突き合わせます。 | 推測した課題を確認済みの事実にしません。 |
| 送信前の文面 | 送信する版で宛先や内容を確認します。 | 確認後に修正した箇所も再確認します。 |
自社の文面と伝えられる範囲は確認した内容に限られる
AIを使った経緯に加え、内容は自社が確認済みで、自社が送った文面として扱うことを伝えます。問い合わせや訂正に対応する窓口も明らかにします。
- 自社の確認を明らかにする 実際の確認記録を踏まえ、自社で内容を確認して送った文面であることを説明します。
- 問い合わせ先を示す 提案内容について誰に確認できるかを伝え、問い合わせを受け付ける窓口を決めます。
- 訂正は自社で対応する 誤りの指摘を受けたら自社で確認し、訂正内容と必要な対応を相手に伝えます。
内容に関する対応の整理
| 場面 | すること | 注意 |
|---|---|---|
| 作成方法を聞かれた | 利用範囲と自社で確認した内容を説明します。 | 確認していない内容まで確認済みにしません。 |
| 内容を聞かれた | 問い合わせ先を示し、自社で回答します。 | AIが作ったことだけを回答にしません。 |
| 誤りを指摘された | 該当箇所を確認し、誤りがあれば自社で訂正します。 | 作成方法の説明だけで対応を終えません。 |
未使用と答えられるのは経緯を確認した文面に限られる
AIを使っていないと答える場合も、対象の文面がどう作られたかを確認します。一部利用や経緯が分からない状態を、未使用として扱わないことが必要です。
- 対象の文面を特定する 質問された文面について、原文や共通文面を含む作成経緯を確認してから答えます。
- 一部の利用も区別する 言い回しなどに使った場合は、その範囲を示し、人が書いた部分と分けます。
- 不明な工程を未確認とする 分からない工程は未確認とし、作成者や記録を調べてから追加で回答します。
利用状況ごとの回答方針
| 場面 | すること | 避けること |
|---|---|---|
| 使っていない | 対象の文面と確認した工程を明らかにして答えます。 | 対象外の文面まで未使用と断定します。 |
| 一部だけ使った | 使った工程と箇所を示します。 | 人が仕上げたことを理由に未使用と答えます。 |
| 経緯が分からない | 未確認の範囲と確認後の回答方法を伝えます。 | 自分が使っていないだけで未使用と答えます。 |
利用の有無をぼかすと実際と違う印象になる
利用の有無をぼかすと、実際の経緯と異なる印象を与えるおそれがあります。質問への回答に必要な事実を示し、不明な点は確認して補います。
- 利用の有無をぼかさない AIを使ったかという質問には、確認できた利用の有無と範囲を明らかにします。
- 質問に沿って説明する まず聞かれた点に答え、誤解を防ぐために必要な補足を加えます。
- 断定できない点を分ける 記憶だけで断定せず、確認済みの事実と、調べてから答える点を分けます。
説明を曖昧にしない型
| 場面 | すること | 避けること |
|---|---|---|
| 利用の有無を聞かれた | 有無と実際に使った範囲を答えます。 | 作業の効率に話題を移して回答を避けます。 |
| 特定の箇所を聞かれた | その箇所の経緯と必要な補足を説明します。 | 関係のない作成工程まで長く説明します。 |
| 記録が不足している | 確認できた点を答え、不明点は調べます。 | 推測で空白を埋めて断定します。 |
作成方法を説明しても連絡継続の了承を得たとは限らない
作成方法を説明できても、今後どのような連絡を望むかは別に確認する必要があります。書き方への希望と、連絡を続けてよいかを分けて扱います。
- 書き方の希望を確かめる 個別の事情に触れてほしい、要点を短くしてほしいなど、次の文面への希望を確認します。
- 人の関与の希望を確かめる 人による確認を望むのか、AIを使わず作成することを望むのかを区別します。
- 連絡継続の意向を確かめる 説明への納得だけで連絡を続けず、今後の連絡を希望するかを確認します。
回答後に確認する希望
| 場面 | すること | 注意 |
|---|---|---|
| 書き方に希望がある | 次の文面で変えてほしい点を確かめます。 | 社内で対応できるか確認してから約束します。 |
| 人の関与を望む | 原文の作成からAIを使わない希望かを確かめます。 | 人の確認だけで希望を満たすと判断しません。 |
| 説明が終わった | 今後の連絡の可否を確かめます。 | 希望が不明なまま継続への了承と扱いません。 |
社内の説明は同じ作成記録を参照するかで分かれる
同じ文面について、答える人によって説明する利用範囲が変わると、相手には食い違いに見えます。作成記録の参照先、回答する人、不明なときの引き継ぎ先を決めます。
- 同じ作成記録を参照する 誰が聞かれても対象文面の同じ記録を参照し、確認できた範囲に沿って答えます。
- 回答する人を決める 通常の説明をする人と、作成経緯の確認が必要な場合に回答を引き継ぐ人を決めます。
- 不明点の引き継ぎを決める 質問内容、確認済みの点、不明な点をまとめ、確認結果を相手へ伝える人まで決めます。
社内で決める回答手順
| すること | 方法 | 注意 |
|---|---|---|
| 作成記録を共有する | 送った文面と記録の参照先を結び付けます。 | 異なる文面の記録を流用しません。 |
| 回答する人を決める | 通常の回答窓口と確認の引き継ぎ先を決めます。 | 誰が答えるかを曖昧にしません。 |
| 不明点を引き継ぐ | 質問と未確認事項を渡し、相手への回答まで確認します。 | 転送しただけで対応済みにしません。 |
説明の記録があれば次の対応で踏まえる希望が分かる
作成経緯だけでは、その相手に何を説明したかまでは分かりません。聞かれた内容、答えた範囲、相手の希望を分けて残します。
- 質問された点を残す どの文面について何を聞かれたかを記録し、確認できた質問の背景も添えます。
- 説明した範囲を残す 伝えた利用範囲と人による確認内容を残し、まだ答えていない点を区別します。
- 反応と希望を分ける 相手が示した反応と、明確に伝えられた希望を分けて記録します。推測は事実と分けます。
説明後に残す記録
| 記録項目 | 書くこと | 理由 |
|---|---|---|
| 対象文面と質問 | 文面の名称と、質問された箇所や内容を書きます。 | 何について説明したかを特定するため |
| 答えた範囲 | 利用範囲と、人の確認について伝えた内容を書きます。 | 次の回答との食い違いを防ぐため |
| 相手の反応と希望 | 明示された希望と、それ以外の反応を分けて書きます。 | 希望と推測を混同しないため |
| 未回答の点 | 残る確認事項と、回答する人を書きます。 | 確認後の回答漏れを防ぐため |
作成から説明までの記録で回答の根拠が分かる
送った文面と作成経緯、相手への説明をたどれる記録表を用意します。送信前に作成と確認の欄を記入し、質問を受けた後に説明と希望を追記します。
- 送った文面を特定する 文面の名称だけでなく、送信した版を確認できる保存先と、送った相手を記録します。
- 作成と確認を記入する AIを使った範囲と人が直した箇所を分け、確認した内容、人、日を残します。
- 説明と希望を追記する 聞かれた内容と答えた内容、相手の希望を追記します。不明な欄は未確認と記します。
営業先を絞って実施を依頼する流れ
| 作成・確認の項目 | 記入欄 | 送信・説明の項目 | 記入欄 |
|---|---|---|---|
| 文面の名称 | 名称と送信した版を記入します。 | 送った相手 | 会社名と宛先を記入します。 |
| AIを使った範囲 | 工程と対象箇所を記入します。 | 聞かれた内容 | 質問と確認できた背景を記入します。 |
| 人が直した箇所 | 対象箇所と修正内容を記入します。 | 答えた内容 | 説明した範囲と未回答の点を記入します。 |
| 確認した人と日 | 確認者と確認日を記入します。 | 相手の希望 | 書き方と連絡継続の希望を記入します。 |
| 確認した内容 | 確認項目と確認元を記入します。 | 記録先 | 送信文面と関連記録の保存先を記入します。 |
